【まんが日本昔ばなし】「あんころもちこぞう」

まんが日本昔ばなし「あんころもちこぞう」のご紹介!

あらすじ

昔々、信濃国(現長野県)の永明寺山の麓にふんどし一丁の小僧が住んでおりました。

「あぁ〜、あんころ餅がくいてぇなぁ〜」

あんころ餅が大好きな小僧はいつもおっ母にせがんでは食べていたのでした。(結構裕福なお家?)

______

ところが、おっ母は死んでしまいました。

「ぐすっ、あんころ餅が食いてェ!」

小僧は母親が死んだ悲しみよりあんころ餅を食べる事が出来なくなったことに涙したのでした。この小僧は間違いなく、「暴食」の大罪を犯していることでしょう。

それから雨の日も風の日も「あんころ餅、食いてェ」と言って回ったのですが、無論食えるわけもなく、仕方なく永明寺山の上に登ってウトウト眠ってしまいました。

夢枕に現れたのは、あのおっ母。

「ふんどしを空に投げれば、美味いあんころ餅をあと二回食べさせてやる」と言ったので、次の日小僧はふんどしを空に向かってぶん投げました。

すると、空からふんどしと一緒に重箱が落ちてきて、中にはあんころ餅がいっぱい詰まってました。ヤッタネ!小僧は夢中で食べ尽くし、あんころ餅をくれたおっ母に「ありがとよ〜!」と、天に向かって言ったのでした。

さて、ここから物語は急展開。

殿様が村の見回りにやってきたのです。 小僧はそんな事露知らず、口癖の様に「あんころ餅食いてぇ」と叫んでいたのです。

これを聞いていた殿様もあんころ餅が食べたくなり、家来に命じて村中を探させました。(元々殿様もあんころ餅が好物だったのです)

が、村人は誰もあんころ餅を作っておらず、殿様はあんころ餅食いたいのなんの。これを見て、気の毒に思った小僧はふんどしを空に投げたのです。

そして、夕方になって空から降りてきました。重箱の中には勿論あんころ餅がぎっしり!!

「うwへwへwへwへw こんなうみゃーあんころ餅初めてじゃぞォォォォォ!!」

瞬く間にあんころ餅を平らげた殿様は小僧に褒美を取らせて、一生あんころ餅を食べて暮らす事ができたそうな…

おかしな小僧っ子じゃな(直球)

感想

「情けは人の為ならず」…..

と言えば聞こえはいいですが、小僧はただ空にふんどしを投げただけ😅

だけども、結果的に双方とも幸せになれたのでハッピーエンドでしょう。

このお殿様は若干素っ頓狂な所がありますが、村人には別に無理強いはさせず、小僧にもしっかりとお礼をしていることから、村人を苦しめる様なタイプの人間ではないでしょう😅

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