【まんが日本昔ばなし】「大からす」

まんが日本昔ばなし「大からす」のご紹介!

あらすじ

熊本に住んでいた、とある男が鉄砲を作りました。凄い技術力です。

一日、山でバシューンと、連射しても獲物は捕まえられませんでした。

その帰り道に出会ったのは巨大なからす。人の言葉を話す化物でした。鉄砲を見せつけると、「オレヲウッテミロー」と、挑発。

男は見事にからすに当てて、からすは真っ逆様に落ちていった。

ところが、落ちたはずのおおからすは草むらから消えていました。

「やっぱり化物だ!」

男は急いで逃げ帰りました。その夜、大からすがやってきて、「コンドハオレガオマエヲウツバン」と、とんでもない事を言い出しました。

弾は入ってはいないものの、大からすは「ドン!」と言って男をビックリさせました。男はそれで死んだフリ。

「アナハドコダ」と、大からすは男の体を探りました。

大からすは男の下の穴を見つけました。尻を弄られてくすぐったくなった男は大きな屁を放ちました。

「プゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!」

大からすは飛ばされてしまいました。次の日、大からすの巣を見てみると男は驚きました。

「死んどる…」

感想

「屁は銃より強し」

鉄砲で死ななかったくせに屁で死んだ大からす!

だけど、男のその後の様子は喜ぶわけでも、笑うわけでもなく、「淋しい思いがしていつまでも立ち竦む」という意味深なラスト。

殺す気はなかったのに死んでしまった

 志賀直哉の「城の崎にて」を彷彿とさせるお話です。

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