
まんが日本昔ばなし「不思議なコマ犬」のご紹介!
あらすじ
昔々、金沢の町外れに小坂に伝燈寺という寺があり、そこにはかつどう和尚が住んでいました。
この寺の二匹の木彫りの狛犬が近侍堂を護っていました。この狛犬はかつて村を苦しめた猪を退治したという言い伝えがあったのです。
ある吹雪の日に孫を抱いた爺さんが謎の犬寺を訪ねてきました。曰く「狼に噛まれた」とのこと。
(とうとうこの近くまでやってきたか…)
この年、山は不作で狼たちが麓までやってきて人々ヲ襲うのです。
「和尚様、狛犬様が護って下されんか」と爺さんが言うと、和尚は「あれは言い伝えじゃ」と言って冷や汗を流しました。
(ただの言い伝えを信じてく縋ってくる子供こそ仏よノオ)
和尚さんは此処に来て仏道を悟ったのです。
和尚は「子供と一緒に狼に喰われる」という儚くも、尊い行動に出たのです。戦え!!
「怖いか…?」
「ううん、狛犬様が付いてるもの」
__________ワオーーーーーーーン‼︎
狼が寺の周りを囲んでいたのです。
狼は寺の門を破ろうと一斉に飛び掛かりました。最早絶体絶命。和尚と子供は「南無阿弥陀仏」とお経を唱えました。この時、画面いっぱい和尚の顔ドアップ‼︎
「狛犬様ーーーーーーーーっ!」
子供が狛犬様と叫ぶと、やがて辺りは静かになりました。
夜が開けて、外を見ると狼の死体が累々と転がっていたのです。
感想
タイトルから少しひょうきんな話かと思いきや、思いっきりシリアル😅
狛犬様ありがとう🙏
だけどもこの話、結構リアルで狼の亡骸が映るシーンは中々凄惨💦
因みにこの狛犬様は現在金沢の「三河神社」で祀られているのです。
http://www.raifuku.net/special/wolf/map/area/chubu/shrine/mikawa/mikawa.html