【まんが日本昔ばなし】_人の業_「とうせん坊」

まんが日本昔ばなし「とうせん坊」のご紹介!

あらすじ

昔、「とうせん坊」という大男が暴れまわっていました。犬は蹴り殺すわ、牛は絞め殺すわ、火を燃やすわで、大暴れ。

この“とうせん坊”は昔からこうでなかったのです。過去編がスタート!

とうせん坊は両親がなく、寺に預けられたものの、「ウスノロの役立たず」と、虐められていました。

とうせん坊は虐めていた連中を見返してやりたいと思い、観音様に“百人力”のパワーをお祈りし続けました。すると、ムクムクと力が湧いて来ました。

早速とうせん坊は近所の相撲大会に出たが、力が有り余って殺してしまいました。

とうせん坊はそれ以降、迷惑をかけないように山に引き篭もった。だが、村の連中が家に忍び込んで鍋に糞をドバーッと出して、嫌がらせをした。これにはとうせん坊も堪忍袋の緒が切れ、暴れもんと化してしまいました。

とうせん坊は村を散々に荒らしまわって、村を出ました。

それから、越前の東尋坊に辿り着きました。この雄大な景色が気に入ったとうせん坊はここに住み着きました。

すると、「一杯飲まないか」と、村人たちがとうせん坊を誘った。こんな優しい言葉をかけてもらったことは生まれて初めてでした。とうせん坊はいい気持ちになり、転寝をしました。母の子守唄の夢を見ながら…。

起きろっ!

_____とうせん坊は体を縄で縛られていました。

「おっかぁ」と、涙を浮かべながら、そのまま海に投げ捨てられました。

この事から、東尋坊に吹く強風は「とうせん坊」と恐れられるようになりました。

感想

復讐の鬼と化した男の哀しいお話です😢

初めて人の優しさに触れたとうせん坊は改心できた可能性もあったろうに…、最後の仕打ちはあんまりです😭

最新情報をチェックしよう!