【イソップ寓話】「尻尾のないキツネ」

イソップ寓話「尻尾のないキツネ」のご紹介!

みんな尻尾を切ればいい

フサフサの尻尾をもったキツネがいました。

群れの中でも毛並みが良く、自慢の尻尾でした。ある日、このキツネが罠にかかり、自慢に尻尾が切れてしまいました。

キツネはもう何度泣いたことか…、そして決心します。
他のキツネを呼んで演説を始めました。
「皆の衆、聞いてくれ。私を見れば分かると思うが、尻尾がないおかげで身軽になった。君達もすぐに尻尾を切った方がいいだろう!」

すると、一匹の賢いキツネがいいました。

「おい、尻尾なし!お前にとって都合の良いことじゃないなら、尻尾を切れなんて勧めなかっただろうな」

それを聞いた、他のキツネも馬鹿らしくなって、立ち去っていきました。

感想

「誰かの利益は、誰かの損」

このキツネは自分だけ尻尾がないことを悔しがり、「他のキツネ」も尻尾をなくして欲しかったのです…。気持ちはわかりますが、手口は詐欺と一緒…。気をつけましょう😅

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