
今回は「ウサギと亀」のお話。
多分イソップ寓話で一番有名な寓話でしょう!
俊足ウサギと鈍足カメの競争
むかし、むかし ある所に一匹のカメとウサギがいました。
ウサギは常にカメの足の遅さを小馬鹿にしていました。
「もしもし、カメさんよ。アンタの動きは見てて飽きねえや。どうだ、いっちょ競走しねえか?」
「ええ、いいですよ」
「んじゃ、向こうの山の天辺に何方が先に着くか勝負だ。ああ、言っとくけど降参はなしだかんな」
「勿論です。私は諦めませんよ」
「よし、じゃスタートだ!」
ビューーーーーーン‼️💨💨
ウサギはとてつもない速度で駆け出したのです。
「どんなもんだい、カメのやつ全然追いつけねえや。」
余裕綽綽でした。其れもその筈。ウサギとカメではスピードが違います。
参考までにウサギはおよそ時速70キロで走る事が出来るのに対して、カメはおよそ時速320メートル
圧倒的な種族の差っ…覆せない生まれついた宿命っ…
「へへん。カメのやつ見えねえや。…このまま勝っても面白くもなんともねえ。昼寝でもするか😂」
勝ったも同然。勝者の愉悦…。
その頃カメは…
「うんしょ、うんしょ」
一生懸命走っていた。着実な一歩を。
______
「ぐごー、ぐごー」ウサギは眠りこけた。
パチッ
「ふぁ〜 よく寝た。カメのやつ少しは追い付いたかな?まぁいいや。ゴールしちまうか。にしし。カメの悔しむ姿が目に浮かぶぜ」
のそのそとウサギはゴールを目指した。
「よーし、ゴールだ。ん?なんか手を振っているやつがいるぞ」
…其れはカメでした。
「ウサギさん、随分遅いお着きで。いやあウサギさんは見てて飽きませんなあ」
教訓
自らの力を過信して負けたウサギと諦めずに走り通して勝利を収めたカメのお話。
教訓として
「慢心はしてはいけない」
「諦めてはいけない」
また、ウサギが負けた一番の原因として
「カメは“ゴールを目指していた”のに対して
ウサギは“カメのことばかり見ていた”」
カメは“ゴールすること”
ウサギは”カメに勝つこと“
目標が違ったのです。其れでは負けたのも仕方ありません。
現代でも為になる寓話
「ウサギとカメ」
是非一読を!