【グリム童話】おいしいおかゆ

グリム童話「おいしいおかゆ」のご紹介!

あらすじ

昔、ある所に心優しい女の子がお母さんと二人で住んでいました。

家はとても貧乏で食べ物に困りました。お母さんが「森に行って探してきて」と言ったので女の子は森に行きました。

そこで出会ったのが老婆。

「どうして森に来てるのじゃ?」

「お母さんに食べさせる木の実を探しているの!」

「感心感心。良いものをあげよう」

老婆が女の子に手渡したのが小さなお鍋。「見てな」と言って、「鍋よ、煮えろ」と唱えると温かいお粥が出てきました。

「鍋よ、止まれ」と言うと、止まります。

魔法の鍋だったのです!
グリム童話には珍しい心優しき老婆に助けられた女の子は直ぐに鍋を持って帰りお母さんと一緒に好きな時に美味しいお粥を食べることが出来ました。こうして空腹ともおさらばです😋

ある時、女の子が出かけている時にお母さんが「鍋よ。煮えろ」と言ってお粥を炊きました。

だけど、お母さんは止め方を知りません。お粥は鍋から溢れ、家中を一杯にして、とうとうドサッー!と、お粥が流れ込みました。

女の子が帰ってみると、ビックリ。町はお粥で溢れ出ていました。

女の子が「鍋よ、止まれ」と大声で叫ぶと、やっとお粥が出てくるのは止まりました。

…この町の住民は一生食べる事に困らなくなりました。

感想

もし、女の子が帰って来なければ…と思うとゾッとする話ですが、概ね“ハッピーエンド”と言って良いでしょう!

無限に増殖する食べ物…ドラえもんの「バイバイン」を彷彿とさせます😅(こちらは増えた時点で増殖を止めるのはかなりキツいが)

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