【グリム童話】ブレーメンの音楽隊

グリム童話「ブレーメンの音楽隊」についてのご紹介!

あらすじ

昔はある人がロバを飼っていました。働き者だったロバも歳を取り働けなくなりました。

「餌抜きだ」飼い主はロバを蔑み、虐待をしました。

(こりゃ敵わん)と、脱走。いくあてもありませんでしたが、「ブレーメン」という音楽の街に興味を惹かれて“音楽家”にでもなろうと、旅に出ました。

ブレーメンに行く道中、同じような境遇のイヌ、ネコ、ニワトリと出会います。

「餌抜きになったから」「殺されそうになったから」「溺れさせたから」「鶏ガラにされそうになったから」

各々の事情を背負い、“死”を待っていた動物は新たな道を歩き始めました。

ブレーメンに行く道中の森で灯りのついた家を見つけます。そこは強盗達の棲み家でご馳走を食べながら盗んだ金貨を数えています。

「何が見えるかい ロバさん」と、鶏が尋ねるとロバは見たまま答えました。

「そりゃ悪党だ。同情はしねえ 追い出しちまおう」と、イヌが提案。他の三匹も首肯きました。

四匹は知恵を出し合い、其々が力を発揮できる見つけました。

ロバが一番下、2番目にイヌ、3番目にネコ、4番目に鶏が乗って銘々の“鳴き声”を泥棒に喰らわせることに。三人にいれば文殊の知恵。四匹入れば最強だ!

ヒヒーンッ

ワオーンッ

ウミャーオッ

コケコッコー!

けたたましい鳴き声とこの世のものとは思えない奇妙な影を見て、「お化けが出た」と、泥棒達は驚いて逃げて行きました。

「やったぞ」と、四匹の動物達は勝利を祝福。家を占領しました。

その後、泥棒達は家を取り戻そうと一人を偵察に出しました。

これを察知していた動物たち(ほんとに老いぼれかっ?!)は暗闇の中で泥棒に噛みつき、蹴っ飛ばし引っ掻いた。

帰ってきた偵察の泥棒は滅多打ちにされて悲惨な状態でした。これを見た強盗達は家を取り戻すことを諦めました。

それから動物達は音楽を奏でながら仲良く暮らしました。

感想

「ブレーメンの音楽隊」というタイトルだが底まで“音楽隊”要素はない。

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