
グリム童話「狼と七匹の子山羊」について綴っていきます
あらすじ
ある小屋にお母さん山羊と七匹の子山羊が住んでいました。
お母さん山羊は子山羊に留守番をさせて出かける事に。
🐐「いい、お母さんが来るまでドアを開けてはなりませんよ」
子山羊達は「は〜い」と、返事をしました。
…お母さんが出かけた後、オオカミがやって来ました。
「お母さんが帰って来ましたよ。ドアを開けてくれ」
お母さんの真似をしても声はまるで違います。子山羊達は「ニセモノ」と直ぐに見破りました。
次にオオカミは口にチョークを入れてお母さんの真似をしました。成程。声は似ている。子山羊達は危うくドアを開けそうになりましたが、隙間から見える黒い足でオオカミだと気付きました。
「やいっ、ニセモノ!」オオカミをさんざ誹ります。
オオカミも諦めません。次は足に小麦粉を塗りたくり真っ白にして来ました。不屈。
流石に子山羊達も見破れません。白い足を見て大喜びでドアを開けました。
柱時計の中に隠れていた臆病な末っ子以外はオオカミの腹の中に。
お母さんが帰って来ました。末っ子が泣きながら飛び出し、事の顛末を話しました。
「…」
怒りに震えるお母さん山羊。オオカミは小屋のすぐ近くで居眠りをしています。お母さん山羊は鋏を片手にドアを開けました。
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お母さん山羊は寝ていたオオカミの腹を切り裂き、子山羊達を助け出しました。
良かった。まだ消化されていませんでした。怪我もなく丸呑みだった様です。
お母さん山羊はオオカミの腹に石を詰め込んで縫い合わせました。凄い医療技術。
目を覚ましたオオカミ。お腹に違和感を感じながらも、井戸で水を飲むことに。
ぐっ、重い。飲もうと頭を下げた時、重みで井戸の底に転落。
そのまま溺死してしまいます。
終わり
感想
グリム童話らしく、グロテスクな表現も多く、子供に聞かせるには少しショッキングかも😅
山羊とオオカミの知恵比べ。今回は山羊の勝ちだった様です。