
グリム童話「神の動物と悪魔の動物」のご紹介。
あらすじ
全知全能の神様が動物達を創りました。自分の犬に選んだのが「狼」でした。
だけど、神様は「山羊」を創るのを忘れてしまいました。
(可哀想に)
これを見た悪魔が立派な尻尾をつけた山羊を創り出してやりました。
だけど、これはありがた迷惑。尻尾が茨に引っかかって満足に動くこともできません。
これを見た悪魔は腹を立て、尻尾を噛みちぎりました(えぇ…😅)。
これで自由になった山羊は果物やきのみを貪り食う始末。神様は狼を派遣。鋭い爪でさくりと真っ二つ。後は狼様のお楽しみ。
悪魔は神様に文句を言いました。
「山羊を弁償しろ」
「かしわの葉が全て落ちる頃になったら金を払う」“金で解決”とは随分現実的な神様です。
だけど、かしわの葉が全て落ちても神様は金を渡しません。曰く、「コンスタンティノープルにはまだ葉がある」からとのこと。なんじゃそりゃ🤣
怒った悪魔は直接見に行くことに。
(なんだ枯れてるじゃないか!)行った時には枯れていました。戻ってきて文句を言おうとした時____
元々の場所にあったかしわの葉が生い茂っていました。そりゃ無理だ😰
一杯食わされた悪魔は怒り狂い山羊の目を穿り、自分の目を入れました。
「山羊の目は悪魔の目」
感想
キリスト教では「山羊=悪魔の使い」として扱われる事も多く、この童話もそれをモチーフにした物だと推測できます。
山羊の目は確かに少し怖い😅
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