【グリム童話】_持つべきものは賢い娘_「賢い百姓娘」

グリム童話「賢い百姓娘」のご紹介!

あらすじ

昔、貧しい百姓がいました。あるのは一人娘と小さな家だけ。娘は王様に新しく切り開いた土地を少し分けてくれる様に頼みました。

さて、貰った土地を耕していると純金で出来たすり鉢が出てきました。娘は「お父さん、すり鉢を王様に献上してはなりませんよ。きっとすりこぎも欲しがるでしょうから」という言葉も聞かず、王様にプレゼント!

案の定、「すりこぎも寄越せ」と言う事で父は牢屋に送り込まれました。

「万事、娘の言う通りだ!愚かな父を赦してくれ」と、父は泣き叫ぶ日々。この叫びを聞いていた家来が王様に報告。

(成程…娘は相当賢いようだ)

王様は百姓の父親を呼び出して、娘を連れてくる様に命令。

王様は娘に“なぞなぞ”が答えられたら妻にしてやって良いと言いました、なぞなぞは「服を着ないで、乗り物にも乗らずに、城まで一日も歩かずに辿り着くことが出来るか?」と言う物。なんとも無理難題!

娘は「魚取りの網にロバを巻き着かせて、自分を引っ張ってもらう」という大胆な発想で課題をクリアしたのです。(轍を通るので足跡も付かない)

王様は娘を気に入り結婚、仲睦まじく暮らしました。 まだ終わりじゃないぞ、もうちっとだけ続くんじゃ。

それから数年後、二人の百姓が「俺の子牛だ!」「いや、俺の飼っている牛の間から生まれた!」と子牛について揉めていたのです(ソロモンの裁きか)これを王様に相談すると、王様は「元あった場所に返しなさい」という答えを出したのです。

片方の百姓は満足出来ず、王妃に答えを求めました。賢い王妃は「二匹の牛の“間”から子牛が生まれたのならば、乾いた土の上からでも魚が獲れるでしょう」と言って擁護したのです!

これを聞いた王様は王妃に対して激怒!

「余計な口出しをするなっ!家に帰れ、お前の百姓の子だ!」

「残念です。では、最後にわたしの最も大切なものを持っていきます」

「好きにしろ!」王様がそう言ってコーヒーを飲むと____

王様は眠ってしまいました。

目が覚めると、百姓の家。隣には王妃が寝ていました。

「ここはどこだ?!」

「あら、お目覚めですか」

「おい、ここは何処だ」

「私の家ですよ」

「何故私はここにいる?!」

一番大切なものを家に持って帰ってきましたのよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王様は理解しました。

「( ; ; )」

涙が溢れ出た王様は王妃と一緒に城に帰って、改めて結婚式を行いました。

感想

持つべきものは賢い娘!

もし、この娘を信長の野望風にパラメータを付ければ、知力90以上は確実でしょう🤣

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