
グリム童話「うまい商売」のご紹介❗️
あらすじ
昔、一人の農夫が市場で雄牛を売って7ターラー(ターレル)儲けました。
帰り道に「アク、アク(8という意味)」とカエル達が鳴いていました。(8もねえよ!)「馬鹿カエルがっ!」農夫は怒って帰って行きました。
後日、別の雄牛を買ってきて解体。その肉を売ろうとしました。そこに犬がやってきて、「ワス、ワス(少し)」と鳴くので肉を犬にあげてやりました。
「さて、お代を貰おうか」と、犬に言うと犬は「ワスワス」鳴くだけ。
「そりゃないぜ😭❗️」農夫は怒って、国の王様に訴えました。
これには王様達も大笑い🤣普段笑う事などない王様の娘も大爆笑‼︎
「何とも酔狂なヤツがいたもんだ!気に入った、娘をくれてやろう」唐突な申し出!だが、農夫はこれを拒否。(え)
まさかの返事に王様はキレ気味に、「三日後に褒美を500やるから、ちょっと待ってろ( *`ω´)」と農夫に言いました。(あっ…)農夫はそれが決して「良い物」でないことを察しました。
農夫は褒美を欲しがっていた番兵とユダヤ人に「200と300づつ」あげてやると宣言。何も知らない番兵とユダヤ人は跳んで喜びました。
3日後、番兵とユダヤ人が“褒美”を貰おうとした所、ドMにとっての“褒美”を食うことになったのです。
これを見て、また、愈々農夫が好き好きになってきた王様。
「別の褒美を授ける。うちの宝物庫から宝物を好きなだけとって良い」
農夫は疑いもせず、詰め込めるだけポケットに詰め込みました。
その帰り道に寄った飯屋で、宝物を吟味。「本物か偽物か それが問題だ。」
農夫は甚だ疑問だったのです。それを聞いていたユダヤ人が王様に密告。
「王様の宝物は偽物だと言ってますぜ😅」
「すぐに呼べ❗️o(`ω´ )o」
ユダヤ人は農夫は連行しようとしました。
「無礼を働いた事は認める、甘んじて罰を受ける覚悟だ。だが、金があるのにこの身なりで行くのは余りに失礼だ。お前さん、一寸服を貸してくれぬか」
「それもそうだ。よしこの上着を着ていけ」と、高級な上着を農夫に貸しました。
こうして、王様の引き出された農夫は途端に啖呵を切りました❗️
「王様、全て真っ赤な嘘です‼︎」
「なにをっ!」
「このユダヤ人は嘘をついているのです。その証拠に私が着ているこの上着も自分の物だと言い出すでしょう!」
ユダヤ人は怒りで声を荒げて、
「おい、それは俺の上着だろう!」と、怒鳴りました。
が、それを証明する術もなくユダヤ人はまた“褒美”を受ける事になりました。ああ尻が痛い。
こうして農夫は宝物と上着を持って帰りました。
「今度は良くやったな」
感想
まさかの農夫大勝利‼️
この農夫、頭が良いのか、悪いのか…😅
然し、最初の件を含めて全て策略だとしたらこの男は中々の食わせ者だと言えるでしょう🤔🤔