
今回は絞首刑になった“像”
「メアリ」について綴っていきます。
人殺しのゾウ
1916年9月11日事件は起きた。
サーカスで飼育されていた巨大なアジアゾウ「メアリ」が調教助手のエルドリッジの頭を
踏み潰した
この時の記録は様々だが、一番有力なのは、
「メアリがスイカを齧ろうとした時に、エルドリッジがフックで突っついた事からメアリが怒り、エルドリッジを踏み潰した」
人間風に言うと、「ついカッとなってやってしまった」という訳だ。
絞首刑になったゾウ
「人殺しのゾウ」
メアリは新聞にも報道され、大いに話題になった。
近隣の住民や客からは「メアリを殺すべきだ!」という意見が相次いだため、泣く泣く殺す事にした。
メアリの最後
メアリは首に鎖を繋がれ、クレーンで吊り上げられた。
前代未聞の方法だ。
一度目はメアリの重みで鎖が切れ、落下した。
ズドーン!もの凄い音がした。処刑を見にきた群衆は驚いて、逃げた者もいた。
そして、二度目の「絞首刑」によりメアリは絶命した。
メアリの遺体は線路のそばに埋葬されたという。
「メアリ」も「エルドリッジ」も完全に悪い訳ではなかった、悲しい事件。
どうか安らかに…🙏
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