
世界大戦の真っ最中に、お互いがクリスマスを祝福した「クリスマス休戦」のご紹介。
一夜限りの祝福を
1914年12月24日、第一次世界大戦勃発からおよそ5ヶ月が過ぎた時の事。
「クリスマスまでには帰れる」そう思って戦地に赴いた兵士たち。しかし、戦争は日に日に激しさを増し、長期戦になった。地獄の様な戦場、血で血を争う悲惨な争い______
「こんな戦いはもう厭だ」
イギリス兵と戦っていたドイツ兵の一人が塹壕の中で「きよしこの夜」を歌った。今日は降誕祭であった。
その小さな一声が僅かな光を生んだ。
イギリス兵も其々の想いを持ちながら、応える様に「きよしこの夜」を歌った。
______夜が明けた。
休戦
戦争中だったイギリス兵とドイツ兵は塹壕を出て、”信じる者が生まれた日を共に祝った“
サッカーをしたり、酒を酌み交わした。正に奇跡。
- 休戦の終わり
しかし、この”奇跡“には終わりが来た。
共に酒を飲んでいた者とまた戦わなければならなくなった。
こうしてクリスマス休戦は終わり、第一次世界大戦が終結したのは、四年後だった。
- 美談なの?
「敵対していた兵士達が共にクリスマスを祝った」嘘みたいな本当のお話。
”地獄の戦場“に差し込んだ一筋の光。とても美しい出来事だと言えるでしょう。
しかし、クリスマスを祝おうと出てきた所を殺害された兵士もいるなど、クリスマス休戦に対して否定的な見方もあります。
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