
宇治拾遺物語巻一ノ十二「児の掻餅するに空寝したる事」のご紹介!
ショタコン坊主
昔、比叡山延暦寺に可愛らしい稚児がいました。
稚児とは“可愛がられる少年”のこと。
ある夜の日、僧たちが「ぼた餅を作ろう」と言ったので稚児はワクワクしながら聞いていました。
然しながら、起きて待っているのは端ないので、寝ているふりをして、誰かが起こしてくれるのを待っていました。
ぼた餅が出来ると、僧侶が稚児を起こそうとしました。
「ぼた餅が出来たよ、起きなさい」と、言われても稚児は起きません。
(一回で起きると、きまりが悪い。二回起こされたら起きよう)稚児はそう思って再び声を待ちました。
が、次に起こされることはなく、そのまま僧たちはぼた餅を食べ始めました。
(もう一回起こして…; ; )
稚児は僧達の餅を食べている音の耐えきれず、時間が経ってから、
「はぁーい」
と言って起き出したのです。それを見て僧達は腹を抱えて笑ったとのこと。
感想
なんとも、平和で可愛らしいお話です🤣
そんなに食べたかったら一回目で起きればよかったのに😅
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