
宇治拾遺物語巻5 79話「ある僧人の許にて氷魚盗み食ひたる事」をご紹介!
これは
昔、かなりむかーしのお話。
僧侶が人の家に呼ばれました。
「どれ、一杯」と、酒を勧めても僧侶は「修行の身」と言って、断りました。そこに“珍しい氷魚”が届いたので僧侶に勧めてみるとこれも断りました。
「あっ、ちょっと便所に行ってくる」と、家の者が一旦外に出て、帰ってくるとビックリ。
「氷魚が減っていた」
家の者は不思議だなと思い、僧侶に目をやると知らんぷりしている。
それから暫く家の者が僧侶と雑談をしていると、僧侶がプッと笑った。その時!
鼻から氷魚が出てきた!!((((;゚Д゚)))))))
「何故あなたの鼻から氷魚が出てきたのです?!」
僧侶は慌てて「こ、この頃の氷魚は目や鼻から出てくるものですよ!」と、答えた。
一同は大笑いした。
感想
僧侶らしからぬ軽率な行い🤣だけど、これが人間のあるべき姿なのかもしれませんね🤔
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