怪奇的な事件「黒猫事件」について綴っていきます。
黒猫が入ってきた
2000年3月21日午前2時頃、佐賀県佐賀市の消防署に119番通報が入った。それはまだあどけなさが残る9歳の少女の声だった。
「お母さんが血だらけで倒れている 猫に噛まれたみたい」
この異様な通報に救急隊は困惑したが、駆けつけた。
玄関は閉まっており、女の子は怖がって一階に降りてこない。
救急隊員は止むを得ず梯子を使って二階に上がった。
二階にいた女の子は怯えて、何かを見ていた。
そこには女の子の母親Tさんが布団の上で仰向けに倒れ、首から血を流していた。
Tさんは既に死亡しており、凶器と見られる刃物は見つからなかった。
Tさん(当時35歳)は鍼灸師として働いており、夫死別後が娘と一緒に暮らしていた。
犯人と噂
2000年7月7日、警察はTさんを“生命保険の契約”と称して「お金を騙し取っていた」小島容疑者(当時35歳)を逮捕。この小島容疑者が「詐欺」がバレる事を恐れてTさんを殺した事を自白した。
3月21日午前1時50分ごろに家に侵入してTさんをナイフで刺した。女の子はその時寝ていた(起きていた可能性もある)
- 黒い猫？
この事件は女の子の「猫に噛まれた」という通報内容から「黒猫事件」として呼ばれる様になる。
「未解決事件」「女の子が犯人でそれ以上報道できなかった」などという話もあるが、事実無根。
だが、この「猫に噛まれた」という発言は“混乱によって女の子がそう考えたのか“
“本当に黒い猫がいたのか”
真実は誰にも分からない…
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