
一枚ーーー二枚ーーー…
…一枚足りない
のアレの紹介です。
どこ発祥なの?
播州(兵庫)姫路が舞台の「播州皿屋敷」
江戸番長が舞台の「番長皿屋敷」などがあるが、どこ発祥なのかはよく分かってはいない。
今回はこの二つの簡単なあらすじをご紹介。
播州皿屋敷
室町時代のお話。
細川家の家臣青山鉄山は城を乗っ取ろうと企んでいたのです!
有ろう事か細川家の宿敵「山名宗全」と手を組み、細川家の若殿を毒殺しようとします。
(なんてことを…)
そんな企みに気づいたのが城主とその妾の「お菊」
お菊は鉄山の計画を阻止しようと暗躍します。それに気づいた鉄山!
お菊が管理していた唐絵の皿を隠し、それを口実に、「あの女が大事な皿を割った、
殺せ!」
と言いがかりをつけてお菊を殺し、井戸に投げ入れたのです。
…無念
それ以来、この井戸からは
「お皿を数える声が聞こえる様になった」
こわ!
番町皿屋敷
お次は「江戸番町の皿屋敷」!多分こっちの方が有名。
江戸時代、牛込にある火付盗賊改・青山播磨守主膳の屋敷に「お菊」という下女が奉公していました。
承応二年(1653年)の正月にお菊は青山家の家宝である、お皿10枚の内、一枚割ってしまいます!
それを見た奥方と主膳は大激怒!
「一枚割ったな!
弁償として、お前の中指を切り落とす❗️」
非道すぎる…💦
恐怖に怯えたお菊は部屋を抜け出し、屋敷の裏にある井戸に身を投げてしまいます。
その後、青山家の井戸からは夜ごとに怪異的な事が起きました。
「お皿が一枚、二枚…」と、お皿を数えるお菊の霊が…
「一枚足りない」と泣き叫ぶのです。
やがて、奥方が生んだ赤ちゃんには…
中指が無かったのです
実際…
どちらも、恐ろしく、哀しい物語。実際は脚色が多いとされる。
現在でも、創作や作品でも取り上げられる事が多い、「皿屋敷」!
恐ろしや!!!!!