今回は怪談「累ヶ淵」のお話。
注意
この話は実話です
この話は実話です
むかしむかし、と言ってもそんなに昔じゃない。1612年〜1670年頃のお話。
下総の国(現茨城県)のある村に夫婦が住んでいました。
百姓の与右衛門と後妻のお杉。そしてお杉の連れ子の娘の助。助は足が悪く、見た目も醜女。与右衛門は助が大嫌いでした。与右衛門はついに助を川に投げ捨ててしまいます。
あくる年に与右衛門とお杉に女児が生まれた。この子は”累(るい)“と名付けられた。
見た目は助によく似て、とても不細工。「助の生き写しじゃー!」村人達は恐れて”かさね“と呼びました。
累の両親与右衛門とお杉は死んでしまいました。
「どうしよう」途方に暮れる累。そこに病気で苦しんでいた流れ者”谷五郎“がやってきたので看病することに。
が、谷五郎も内心では醜い累が嫌いだった。酷い( ; ; )
有ろう事か、谷五郎は累を川に突き落として殺害。他の女と結婚した。
なんてやつだっ!
その後谷五郎は何人もの妻を娶っただが相次いで死んでしまった。
六人目の妻との間にようやく出来た子供”菊“
この菊に累の怨霊が取り憑いた。
「アナタ、ヨクモコロシタワネ!!」
ヒエッーーーー!!!
近くに住んでいた呪術師祐天に助けを求めて何とか除霊に成功した。
が、再び取り憑いた。今度は”助“であった。
助も除霊して、解脱してあげた。
悲しき怨霊のお話
姿は醜いというだけで殺されてしまった、悲しいお話。
茨城県の法蔵寺に累の墓があるので気になった方はお墓参りに行ってあげてください。
リンク
リンク
リンク
リンク