【怪談】食わず女房

日本に伝わる怪談、飯を食わない嫁はん「食わず女房」

一体なぜ食べなくても大丈夫なのか?!

あらすじ

むかーし、むかし

ある所にケチな男がいました。

「はぁ、どっかに飯も食わずよく働く女子がいねえかなあ」常々そうやって愚痴っていました。

すると、突然若い女性が家を訪ねてきたのです。

「私と結婚してください。飯は食べませんから」

「マジで?!( ゚д゚)」男も最初は信じられなかった。

だけど、よく働き何も食べない理想的な女性だったのです。

…ん?おかしいぞ

男はある事に気づきます。米の減りが早いのです。

「あいつ、隠れて食ってやがるな」

確かめる為に屋根の裏に隠れて、留守中の女房を観察します。

すると、女房はご飯を炊いておにぎりを作りました。

(やっぱり。あいつめっ、コソコソ食べやがって)

男が注意をしようとした、その時!異様な物を見てしまったのです。

それは髷を解いた女房の頭頂部の巨大な口!
その中におにぎりをポイポイと投げ込んだのです‼︎

(なんじゃ、あの化け物は?!Σ(゚д゚lll))

男は慌ててその女房と離縁する事にしました。

すると、女房は急に豹変して、「見たなあっ」と言って男を連れ去ってしまったのです。

しかし、何とか逃げ出したケチ男‼︎(すごいっ!)

菖蒲の中に隠れて、追跡を振り切ったのです!

正体

このお話は全国に伝承があり、正体とされているのは「山姥」「鬼」「クモ」「タヌキ」「ヘビ」など様々です。

食わない女房にお気を付けを‼︎

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