【故事成語】自暴自棄【孟子が教える自己啓発】

「やけになって、自分自身をダメにする事」

悪い意味で使われる四字熟語「自暴自棄」

今回は成り立ちを綴っていきます‼︎

出典

出典は孟子_離婁上より

孟子は戦国時代の思想家。儒学において孔子に次ぐ重要人物。

以下、自暴自棄の由来となった原文

孟子曰、自暴者、不可与有言也、自棄者、不可与有為也、言非礼義、謂之自暴也、吾身不能居仁由義、謂之自棄也、仁人之安宅也、義人之正路也、曠安宅而弗居、舎正路而不由、哀哉。

孟子 巻第7・離婁章句上

孟子曰く、自分を大事に

孟先生は言いました。

「自分を大事にしない人は愚かだね。そんな人と話すことはないよ。

やけを起こす人は恐ろしいね。そんな人と一緒にはいられないよ。

何か悪い事を言う人、これは自暴だ。

何か落ち着きがない人、これは自棄だ。

仁とは人が住む“家”

義とは正しい“道”

その家を空にして、道を外れる。哀しい事だね」

 

“自暴自棄”とは、

「自分を大事にせず、自分を捨てる」


孟子が言いたかった事は、

「自暴自棄」にならず、「自分を信じて」と言う事だと解釈!

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