【故事成語】_朝は三つ、夕は四つ_「朝三暮四」の意味【物は言いよう】

お猿に言ってあげた。

「朝に栃の実を三つやろう」

すると、猿達は地団駄を踏んで怒った。

 

 

「だったら________」
 

今回は古事成語「朝三暮四」について紹介していきます。

出典

出典は荘子(同様の話が列子にもあるが割愛)斉物論。

宋有狙公者。
愛狙、養之成群。
能解狙之意、狙亦得公之心。
損其家口、充狙之欲。
俄而匱焉。将限其食。
恐衆狙之不馴於己也、
先誑之曰、与若茅、
朝三而暮四、足乎。
衆狙皆起而怒。
俄而曰、与若茅、
朝四而暮三、足乎。
衆狙皆伏而喜。

物はいいよう

「言葉に本当の意味はない」

例えばお猿さんに、「朝に栃の実を三つやる、夕方は四つやる」といえば怒るが、「朝に四つやる、夕方は三つやる」といえば手を叩いて喜ぶ。

「本当は同じ事なのに言い方によって、喜怒が変わる。」

これが

朝三暮四

皆さんも気を付けましょう。同じ出来事でも言い方によって、「良い様にも」「悪い様にも」聞ここえるのです。

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