【日本昔話】わらしべ長者

日本昔話「わらしべ長者」について綴っていきます!

あらすじ

むかしむかし、ある所に貧乏な男がいました。

「観音様、どうか恵んでください」藁にもすがる思いで観音様に願掛。すると、観音様が「初めに手にした物を大事にしなさい」という有難いお告げをくれました。

「はい、肝に銘じます」

男は胸に刻み込んで、お堂を出たその時!  すってんころりん、転びました。(イタタッ)

その時、手に触れていたのは「藁しべ」でした。

ここから怒涛のとんとん拍子が始まる!

男は藁しべを大事に握りしめて歩いていると、顔の回りを飛ぶアブがいたので藁しべに括り付けてやった!

其れ見ていた小さな男の子。「藁しべが欲しいよう」と、泣く始末!
「これ、やれるものか」男も頑固です。その時、男の子の母親がすっと現れて「蜜柑と交換しましょう」と言ってきました。

「成程」男は快諾。
蜜柑を手に入れた!

藁しべ→蜜柑

蜜柑を大事に持って歩いていくと、木の下で休んでいる商人を見つけました。

「喉カラカラ…死んじまうよ…」

「おい、大丈夫かい」

「おっ、あんた良いもの持ってるね。これと交換してよ」商人は“藁にもすがる思いで”頼みました。こうして、男は上等の反物を手に入れました。

藁しべ→蜜柑→反物

(やったぞ)

反物を持って上機嫌で歩いていると、お次はお侍と出会う。お侍は反物と”倒れている馬“を交換してくれと頼みました。

渋々男は頷いた。恐らくお侍は刀をチラつかせていたのでしょう。

藁しべ→蜜柑→反物→くたびれた馬

馬は倒れる。捨てても置けず、男は水を飲ませました。

(復活ゥ〜)馬は元気を取り戻した!

男は馬に乗って旅をする事に!

旅の最中に大きな屋敷を見つけます。
(良い馬だ)屋敷の主人は馬に一目惚れ。

「その馬をかしてくれ。留守を頼んだ」

強引な申し出に男は困惑。屋敷の主人は付け足しました。

「もし、私が三年以内に帰って来なければ貴方に譲ろう」

男は承諾して、留守を預かりました。
 

 

 

三年待っても屋敷の主人は帰って来ませんでした。

感想

「藁しべから始まって、屋敷を手に入れた男のお話」

ただ、運が良かっただけなのか?必ずしもそうとは言えない。男は”誰かを助けた“から”何かを貰えた“

こう云った教訓を含んだお話でしょう!

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