
今回は”おむすびころりん“で知られる、「ねずみ浄土」について綴っていきます。
あらすじ
昔々、ある所にお爺さんとお婆さんが住んでいました。(例の如く)
お爺さんは働き者で、誠実な人でした。お爺さんはいつものように伐採。
昼食にしようとお婆さんが握ってくれたおむすびを開いたら、コロリンと落っこち、そのまま山の斜面を転がります。
お爺さんは追いかけました!危ない!
おっとっと、お爺さんはそのまま転がり落ち、穴に落ちました。
イタタ…
辺りを見ると、そこにはおむすびを食べているネズミが沢山いたのです!!
「おむすびありがとう!」
ネズミはお礼にある物を見せました。
「お礼にどうぞ」
小さい葛籠と大きい葛籠です。お爺さんは遠慮したのか、はたまた年の功か、小さい葛籠を選んで持ち帰りました。
パカっと開けてると、中には金銀財宝がッ!
(ジロリ)
隣の家の欲深いお爺さんが其れを見ていました。
「ワシも欲しいの」
早速行動。隣の家のお爺さんは穴に強引におむすびを入れて、自らも飛び込んだ!
「おい、ネズミ!食べ物をやった!葛籠を寄越せ!」
なんという態度!挙げ句の果てに、猫の声真似までしてネズミを脅かす始末。
ネズミは明かりを消して何処かに行ってしまいました。
_____
それから、隣のお爺さんは陽の光を見ることはなかった。
感想
「おむすびころりん」で知られる昔話!
イソップ寓話「金の斧」のような“謙虚さ”が得をする教訓に富んだ昔話です。
隣のお爺さんは自業自得な部分はあるとはいえ、正直悲惨な最後と言えるでしょう…( ̄▽ ̄;)
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