【昔話】順番決め!「干支レース」

干支は何故あの順番なのか?!

今回は「干支レース」のご紹介。

十二支とは?

子(鼠)
丑(牛)
寅(虎)
卯(兎)
辰(竜)
巳(蛇)
午(馬)
未(羊)
申(猿)
酉(鳥)
戌(犬)
亥(猪)

からなる、十二支。様々な由来や、意味などがあり現在でも有難い存在として崇められています。

では、何故この順番なのか?最も有名な「動物レース」といきましょう。

十二支になりたい!干支レース!!!

昔、神様がおふれを出しました。

「元旦の日に、私のところに来た動物を毎年のリーダーとしよう。ただし、先着12匹までだ」

(おおっ)それを見た動物たちは気合十分!
足の速い馬や“実在”した龍などは、余裕綽綽です。

だけど、一匹不安な動物がいました。ネズミです。

🐀(俺は小さいから、他の動物には勝てない…そうだ)

ネズミは一策案じました。足の速さで勝てなくても、頭は回るネズミ。

「ねこさん、ねこさん」

まず、ライバル潰しから。

🐈「なんだい、ネズミさん」

二匹は仲良しでした。

🐀「レースの日にちを知ってるかい?」

🐈「いや、見るのを忘れたよ。」

🐀「1月2日だよ^ ^」

🐈「さ、さ、サンキュ」

先ず、一匹。

お次は、自分を乗せてくれそうな丁度いい相手。🐀「虎や馬は気性が粗くて、ダメだ。ウサギは速いが振り落とされる。イノシシは猪突猛進、ハイリスクすぎる。猿と犬は仲が悪い。どっちの味方もごめんだね」

と、すると…真面目にレースに向けて準備をしている“牛”に目をつけました。「牛は真面目なやつだ。よしっ、牛の背中に乗ってやろう」

前日の夜から歩き出した堅実な牛。読みは的中しました。

〜元旦の日〜

牛は神様の元に辿り着きました。
後にも先にも誰もいません。一番乗りです。

「よく来たな、お前がいt」

神様が、言い掛けた直前でした。ネズミがピョンと飛び降りて、ゴールしました。🐀が一着でした。牛は怒る様子もなく、「二番目」になりました。

次にやってきたのは虎と龍。竜虎相搏つ。デッドヒートです。それに割り込んできたのは兎。

こうして三着が「虎」続いて「兎」「龍」「蛇」「馬」「羊」「猿」「鳥」「犬」「猪」と続き、レースは終了しました。

「以上の十二匹を持って、干支とする」

偉大な十二支の誕生です。

猫の恨み

🐈「よしっ、出発だ!」

1月2日に猫は出発しました。が、時すでに遅し。十二匹は決まっていました。

🐈「騙された!」

こうして、🐈は🐀を追いかけるようになりました。
終わり。

  • 実のところ

ベトナムやチベットでは「猫」が入っているパターンもある。

実際の所、何故十二支の中に「猫」が入っていない理由は、中国で当時「猫という存在が身近ではなかった」とする説が有力みたいです。

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