【未成年の死刑事件】福笑い殺人事件

恐ろしい事件…
「福笑い殺人事件」について紹介します。

事件の概要

1955年の節分の日。東京都八王子市の八幡神社の「八幡マーケット」の飲み屋で女将(当時41歳)が布団をうつ伏せになっているのを、高校生の娘が発見した。

「お母さん、なに寝てるの?」

最初は酔っ払って寝てるのだと思った。

布団をめくると…

「血まみれの顔で、目隠しをされ、首に麻紐が巻きつけられて死んでいた」

事件の犯人

この事件の犯人はすぐに逮捕された。女将を殺して奪った金で遊んでいたのだ。稚拙すぎる…。

犯人は二人(O.Y)。Oはまだ未成年だった。

犯人の動機

犯人二人は元々少年院に入っており、出所した後、金がなくなり、出入りしていた飲み屋の女将に目を付けた。

「おい、あの女将を殺して金を奪おう」

二人は女将を呼び出した。

「女将さん 福笑いやろうよ」

「いいよ」

”福笑い“を口実に目隠した状態で女将を麻紐で絞め、ビール瓶で殴り殺した。

余りにも短絡的、人を殺す事に何の躊躇もなかったとされる。

死刑判決

1959年、東京地裁は未成年であったOは死刑判決を受けた。

「被告等は何れも不遇な家庭に成長したもので、憐憫の情禁じ得ないものがあるが、その反社会的性格は矯正困難と思われ、その犯行は計画的で残虐を極めたもので、情状酌量の余地は全くない

ごもっともだ。共犯者のYは1957年に死刑判決。

二人は若かった。だからこそ、違う未来を選んで欲しかったですね…😓

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