
未解決事件「ボドム湖殺人事件」について綴っていきます。
事件の概要
フィンランドのボドム湖でキャンプに来ていた四人の若者が何者かに襲撃され、三人が死亡し、一人が重傷を負った。
事件の経緯
1960年6月5日早朝(午前4時から6時ごろ)にキャンプに来ていた15歳から18歳の若者四人がテントの中で何者かに襲われた。
三人はナイフと鈍器で殺され、唯一生き残った18歳の青年「グスタフソン」は顎と顔の骨を折る重傷を負った。
また、この事件でこの青年は脳震盪を起こし、事件の記憶は全くなかった。(障害を負ってしまったという話もある)
犯人
目撃証言なども一切なく、生存者の青年も事件を全く覚えていなかった。
- キヨスク店員
この事件の12年後に、この湖の近くで勤務していた男が犯行を自白する手紙を残して自殺した。
しかし、彼にはアリバイがあり犯人にはなり得ない。
- パロの本
2003年にこの付近の病院で勤務していた「パロ」という人物が怪しい男の治療をしたという本を発行した。この本の中で怪しい男が犯人だと主張したが、警察はこれを否定した。
唯一の生存者
事件は迷宮入りし、可能性として最も高いと考えられたのがこの事件の唯一の生存者だった「グスタフソン」だった。
2004年に彼は殺害容疑で逮捕され、2005年に裁判を受けた。
弁護士はグスタフソンの怪我の様子などから、「部外者」による犯行だと主張。結果「グスタフソン」の無罪は確定した。
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現在でも犯人は分かってはいない…
また、以下余談ながらフィンランド出身のバンド、「チルドレン・オブ・ボドム」の名前はこの事件からきている。