
今回は未解決・冤罪事件「因島毒饅頭事件」について綴っていきます。
風化はさせちゃダメ!
事件の概要
1961年1月8日、因島市で農家を営むMの兄夫婦(どちらも故人)の娘(当時四歳)が農薬の付着するどら焼きを食べて死亡した。
…
この事件は先ず、Mが疑われた。
人の噂
近隣住民からもMを怪しむ声は多く、兄夫婦を殺したのもMだという噂まで出る始末。
(Mの次女、三女を殺したのはMだという声まで)
そして、警察に電話が届いた。
「Mは近所でもおかしいと評判だ、調べてくれ」
______こうして、Mは事件から僅か1ヶ月ほどで確たる証拠もない中、逮捕された。
…Mは五人を殺したと自供をした。(本当に真面な取り調べだったのだろうか)
疑わしきは…
7年後(1968年)、一審でMは懲役15年が言い渡された。だが物的証拠などは一切なかった。
1974年の第二審では「疑わしきは罰せず」の原則からMに無罪を言い渡した。
人の噂から猟奇殺人が生み出されてしまったこの事件。閉鎖的な村社会の闇の側面と言えるかもしれない…。
______事件から13年も経ってしまった。
現在でも真犯人は分かってはいない。
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