
中国の思想家墨子を名乗り、列車転覆、現金の要求などを狙った未解決事件。
通称「墨子事件」について紹介していきます。
事件の概要
1993年6月10日午後1時半頃
岐阜県不破郡関ヶ原町の東海道新幹線上り線でワイヤロープが車輪により切断された事が点検中の作業員によって発覚。
列車を転覆させようとしたのか、
近くのフェンスに古代中国の思想家“墨子”を名乗り、政治に対して不満が書かれていた。
墨子とは

墨子とは中国戦国時代に活動した思想家で博愛・平和を説いた、凄い人。
専らこの犯人が墨子を名乗り何を意図したのかは不明。
「自分は墨子のような、高潔な思想の持ち主ですよー」
って事なのかなあ。
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二度目の犯行
1993年8月10日
滋賀県彦根市、東海道新幹線のぞみ303号がレーンに巻かれた鉄製チェーンを轢き一時停車する事件が発生した。
幸いな事に乗客に怪我はなかった。良かった良かった。
また、同じく現場近くに“墨子”はいた。
三度目の犯行!金にがめつい墨子
およそ7年後の2000年4月24日
JR東海の名古屋駅に以下のような脅迫文が送られた。
「五億円よこせ お前様いじめるのやめる by墨子」
うん、墨子はそんな事言わない。(何故か分割でくれとも書いてある)
受け渡し場所は京都府のホテル、日時は同年5月2日であったが、犯行は現れなかった。
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これを最後に今の所、墨子を名乗った犯行は行われていない。
犯人は現在でも判明していない。
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