【洒落怖】リゾートバイトのあらすじと感想【悲しき母の愛】

今回は洒落にならない怖い話

「リゾートバイト」の紹介です。

あらすじ

大まかなあらすじは以下の様なものである。

「大学生である投稿者が二人の友人(A.B)と共に夏休みに海沿いの旅館でバイトをすることに。

その旅館には女将さんとその夫、美咲さんという従業員の計六人で切り盛りしていた。

(旅館というよりは民宿のようなものだったらしい。)

ふとAが疑問に思った。

「建物は二階建てなのに何故二階を使っていないのだろう…?」

女将さんに尋ねると、笑みを絶やさず答えた。

「今は使ってないのよ」

成る程。それから暫くは特に気にも留めなかった。_____が、気になることがある。

女将さんは夕方になるとお盆の上にご飯を🍚持って二階に行く姿が見受けられた。

(二階に誰かいるのか…?)

三人は好奇心から二階を探索することに…

二階へと…

二階に続く階段は外にある。

まずドアを開けなければならないが、鍵は締まっておらず、すんなりと開いた。

Bは少し開けた時に激しい異臭を感じたが全開にすると臭いを感じなくなった(なんなんだ…💦)

ドアの先には狭い廊下が続いており、その先に階段が見える。

其処にいるものとは

A.Bは怖気付き、投稿者が一人で階段を上がることに。

________

パキッ…パキッ…

なんだこの不気味な音は…

後ろを振り向くとA.Bは👍👍

異常なし

(この後投稿者は何度か振り向いたという)

投稿者は突き当たりまで進み、ドアを見つける。周囲の異様な匂いと共に、ある点が気になった。

ドアの縁がベニヤ板の様な物が釘で打ち付けられており、無数のお札が貼ってあったのだ。

________
ドアの向こうからは

得体の知れない獣の様な呼吸音と、「ガリガリ」と引っ掻いてる様な音がする…。

((((;゚Д゚)))))))

投稿者は恐怖でただ立ち竦むしかなかった。

その時!
「バンッ」 「ガリガリガリガリ」

さっき迄、ドアの向こうで聞こえていた“それ”は一瞬で頭上で移動した様だった。

「おい、大丈夫か?!」

AとBの声で我に帰った投稿者はそのままの勢いで階段を駆け下りた。ドドドッー‼︎

投稿者「ハァ…ハァ…」

A.B「お、おい大丈夫か?何があった?」

投稿者は気が動転していた。そこへAが不可思議な事を言う

「お前、上で何食べてたんだよ…?」

?!

「Bと一緒に目を凝らしてお前を見てたんだよ。そしたらお前が蹲み込んで、なんか食ってたんだよ」

「しかも、さ、お前。服見てみろよ」

投稿者を指差した。

服には腐った残飯がこびり付いていた。

三つの巾着袋

翌日、Bはあの時、壁に“何かが張り付いてた“と言う。

そして「今も見ている」

三人は恐怖に青ざめ、女将さんにバイトを辞める事を伝えた。

「今日辞めます」

________女将さんはしばらく沈黙した後に口を開いた。

「しょうがないね〜」

あっさりと承諾を得た。

女将さんは別れ際にバイト代と三つの巾着袋を手渡してくれた。

追ってきた男

三人はタクシーに乗り込んだ。そしてBが空かさずメモを運転手に手渡した。

「ここに行ってください」

「…大丈夫?結構かかるよ」

Bは「大丈夫です」と首肯き、投稿者とAに向かって「今から行かなければならない所がある。お前らも一緒に」と言った。

( ゚д゚)投稿者とAは呆気にとられた。

________

しばらく車を走らせていると運転手が声をかけた

「後ろの軽トラ、知り合いかい? さっきからずっと後ろにいるけど」

振り返ると、軽トラに乗っていたのは旦那さんが手を振っていた🤚

タクシーを止めてもらい、旦那さんは車を降りて走って来た。

「そのまま帰ったら駄目だ」

Bは何かを察した様に首肯いた。

「…ええ、帰れませんよ。“このまま”では」

その様子を見た旦那さんは投稿者に向かって言った.

「お前。あそこに行っちまったな。」

投稿者は震えた声で「はい」と答えた

旦那さんは小さくため息を吐き
「…なんであんな所に行ったんだよ…。

このままだとお前らは完全に持ってかれちまう。…元はと言えば、何も言わなかった俺が悪ィんだけどよ」

Bは答えた

「今から御祓を受けに行くつもりです」

それを聞いた旦那さんは驚き、話を進めた。

「…御祓?

_お前、見えてんのか。

…こりゃあまずいな」

旦那さんは運転手にここで下ろすように言い。投稿者達を軽トラに乗せた。

向かった先は

旦那さんが“既に手配している”所に向かう事に。

普通の一軒家だった。そこにはお坊さん達がいた。

部屋に入った時にお坊さんはすぐさま感じ取った様子だった。

「なんと 禍々しい」

お坊さんは最も危ないであろうBに尋ねた

「今まで霊を見たことはあるかな?」

「いえ、今まで見たことはありません😢…

俺は、俺は死んでしまうのでしょうか?」

「…このままだとね。持っていかれてしまう」

続けて、「あの”堂“には人ではない物がいる」と答えた。

お坊さんが言うには「おんどう」という場所で一日飲まず食わずで滞在して、憑物を祓うしかないという。

しかし、Bは「具合が悪い」と言って中に入ることが出来なかった。

お坊さんが疑問に思い所持品を調べると巾着袋が見つかった。

中身は

「大量の爪の欠片」であった

ここに来て、伏線回収である。

________そして、おんどうに入る事に。

「話をしてはならない」「中を開けてはならない」を守る事を念に押される。

おんどうの中では意思疎通は紙で行う事に。

それから暫くして、Aがおしっこをしている最中に奇怪な声が「おんどう」の外から聞こえた。

「Bくん」

それは美咲ちゃんの声だったという。

その後何度も喋り、体当たりをしてきた時もあった。

三人はただ、只管お互いの手を握り、目を瞑って、耐え凌いだ。

悪夢の様な夜が開け、お坊さんが戻ってきた時には三人たちはワンワン泣いた😭😭😭

後日譚

三人は何度か呪縛から解き放たれた。

その後お坊さんから「真相」を聞かされる。

「女将さんは息子を失った悲しみから、儀式を始める様になる。それが二階の光景であった。そして人ではない物が産まれた」

しかし、本来の儀式とは違うため、もし取り憑くとしたら親なのだが、今回は三人に取り憑いた。(女将さんは歳も近い三人に取り憑いて欲しかった)

それを聞いたBは怒り狂い、女将さんに会いに行くと…________

感想

母親の哀しき愛…それは有らぬ方向に…

こういう悲しい風習を題材とした、”現代の民俗学“と言える様な「リゾートバイト」は怖く、とても悲しい話ですね😢

あと一つ疑問が…美咲ちゃんの声は一体なんだったんだ?

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