
キツネと結婚したい人必見!
「キツネの嫁入り」について綴っていきます。
キツネの嫁入り
- 伝承
各地にキツネが化けて嫁入りするという、「ロマン」溢れる伝承が日本にはあります。
今回は狐女房の数あるお話の中から、「葛の葉」を紹介します。
キツネと結婚した男
むかーしむかーしのおはなし。
摂津国(大阪と兵庫の間)に住んでいた“安倍保名”という男が信太の森の森を訪れた際に、狩人に追われ、怪我をしている白狐を見つけます。
「これは可哀想だ」
白狐を助けてやりました。その際に怪我を負ってしまったのです。
その時に葛の葉と名乗る美しい女性が保名を介抱して、家に連れて行ったのです。
「なんと美しい…😍」
保名は完全に一目惚れ。葛の葉にゾッコンでした。
その後二人は結婚して、童子丸という男の子を儲けます。
童子丸が5歳になった時、なんと正体がバレてしまうのです。
「お母さんは白狐だ!」
知られたからには、去らねばなりません。
葛の葉は最後に別れの歌を残して信太の森に帰って行きました…。
恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉
保名は、正にキツネにつままれたのです。
唖然とする保名。( ゚д゚)
まさか自分の女房が狐だったとは!
ケモナーならまだしも、保名にそういう性的嗜好はなかったであろうに…。😅
安倍晴明の誕生
其れでも月日は経ち、童子丸は聡明な男子に育ちました。親子は言われた通り、嘗て白狐を助けた「信太の森」に行ってみました。
姿を現した葛の葉は水晶玉と黄金の箱を童子丸に授けました。
_____数年後 名を改めた童子丸は母から貰った宝具で帝の病気を治し、陰陽道の頭に命じられます。
ここに伝説的 陰陽師
「安倍晴明」が誕生したのです。