【童話】「青髭」とジルドレ 【シャルル・ペロー】

本当は恐ろしい童話_____ 

 

「青髭」

剃り残しではない。

あらすじ

むかしむかしのおはなし

あるところにお金持ちの男がいました。

その男は青い髭を生やしていた為、「青髭」と恐れられていました。

青髭は6回結婚していながら、六人全てが行方不明になっているのです。ここだけ見ると不敏な男とも思える。…だが

七回目に求婚したのは美しい娘。流石に家族も拒んだが、根気負け。

こうして、青髭は娘と結婚しました。

さすがに金持ちの家と言うことだけあって、衣食には困りません。

禁断の部屋

結婚して暫く経ったある日、青髭は家を留守にすると言って、娘に部屋の鍵を渡しました。

「どこにでも入っていいが、この小さな鍵の部屋にだけは入らないように」

「わかったわ、あなた」

青髭は外出した。

「… 気になるわね」

好奇心には勝てなかった。 「開けるなよ、絶対に開けるなよ」など、「開けろ」と言っているようなものじゃない。

娘は興味津々で小さな鍵の小部屋を開けてしまう。

そこにあったのは_____

前妻達の無残な遺体でした

「きゃーっ!」娘は驚き、鍵を血溜まりの中に落っことす。

なんとか鍵を拾い上げるも、鍵についた血は拭いても洗っても取れないのです!

シリアル キラー その晩、「青髭」が帰ってきました!

血が付いた鍵を見た青髭は激怒‼︎

「お前は何をしてくれたんだァ! お前もコレクションにしてやろうかーーッ!!」

青髭は娘を殺そうとしました。

娘は兄にお祈りします。

「お兄さん…助けて…」

「当たり前だ‼︎‼︎!」ドン!

二人の兄が駆けつけ、青髭を倒しました。

その後助かった娘は青髭の遺産を手に入れ、家族と共に暮らしたとさ…

めでたしめでたし。

あまりにも残虐的

この「青髭」は元々グリム童話にも収録されていたが、余りにも「残虐的」かつ、「教訓」の様な物もないため、削除された。

こんなの小さい時に童話として聞かされたらドン引き不可避‼︎

モデル ジルドレイ

この青髭のモデルになったとされる人物がいます。

それが「ジルドレ」です。

ジルドレはジャンヌダルクと共に百年戦争で活躍した英雄でしたが、後年は錬金術や黒魔術にハマり、多数の少年を殺害したシリアルキラーです。

青髭とジルドレの違うところは、青髭はその標的は“女”であったに対して、ジルドレは主に“少年”であったところでしょう。

この童話の“モデル”と噂される程に当時でも猟奇的殺人者として認識されていたのでしょう。

しかし、ジルドレが本当にこの様な悪行を行ったのかは誰にも分からないのです。

また、ヘンリー8世がモデルという説もあります。

ヘンリー8世は妻を6回変え、妻を処刑している点などが由来とされます。

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