【職業】去勢した歌手達「カストラート」

美しさの代償____

今回は中世ヨーロッパに実際にあった職業「カストラート」についてのご紹介!

カストラートってなに?

一言で言うと「去勢された男性歌手」

男の最も大事な部分。子孫を残せないという代償に得たものは____
神すらも犯しがたい、声であった。

登場の背景

「去勢して男性ホルモンの分泌を抑えて、ソプラノボイスも維持する」

なんとも背徳的な試み。

これが、なぜ“職業”として認知されたのか?

それは「教会内では女性は声を発してはならなかったから」

代わりに、変声期前の少年達が歌を歌っていたが、声変わりをしてしまう。

そこで生まれたのが去勢した男性歌手

「カストラート」

最盛期には4000人を超える少年が去勢された。恐ろしい💦

(当時の医療体制では、多くが感染症などによって倒れた)

かの、ベートベンも周りからカストラートになる様に勧められていた。

衰退

ナポレオンが禁止令を出したが、廃れる事もなく、18世紀まで流行を迎えたカストラート。

だが、1878年にローマ教皇レオ三世が人道的見地からカストラートを禁止した。

こうしてカストラートは緩やかに衰退を見せ、記録に残っている歌手「アレッサンドロ・モレスキ」を最後のカストラートは消滅した。

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彼らが得た物は、決して誰にも奪うことは出来ない。

こうした文化があった事は忘れてはならない。

だけど、正直、、、

痛そうね…😢

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