
落語「黄金餅」のご紹介!
あらすじ
下谷山崎町の貧乏長屋に西念という坊さんが住んでいました。
この坊さんが風邪で寝込んだ時、隣に住む味噌屋の金兵衛が見舞いに来ました。
「何か食べたい物があるか?」
西念は「あんころ餅」を沢山食べたいと言いました。金兵衛は金を使ってしこたま買ってきました。「人が見ていると食べ辛い」と西念が言うので、家を去りました。
が、気になるので壁の穴から覗き見すると何やら奇妙な事をしています。あんこだけ先に食べて、餅に金を詰め込んでそのままパクリ。
すると、ポックリ西念は死んでしまいました。意味わからん!!
金兵衛は大家に頼んで、身寄りが無い西念を弔う事にしました。こうして長者を引き連れて火葬場に。
火葬しながら、金兵衛は滅茶苦茶な読経を唱えて、長者を帰しました。
さて、ここからが本番です。
夜が明けると、金兵衛は西念の骨をかき集めて、何かを探っています。
「あった」
ピカッと黄金が光りました。
よーし!と、一念発起した金兵衛はこの金で”餅屋“を開いて、”小金持ち“になりました。
感想
金兵衛、お前…いい奴だと思ったら…💦
「金を隠し込んだが、我慢できずに飲み込んだ西念」と「弔いと曰い内実金を手に入れたい金兵衛」
拝金主義の人間像を描きながらも、滑稽なお話は落語ならではです🤣
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