【落語】_自演乙_「二階ぞめき」

今回は落語「二階ぞめき」のご紹介!

あらすじ

とある店の若旦那は遊郭通いが大好きで、毎晩遊んでいるので生真面目な親父といつも喧嘩をしていました。

親父はとうとう勘当(親子の縁を切る)すると言う始末。

困った番頭は若旦那に相談。

「旦那。親父さんが怒ってますぜ。どうか遊郭通いは控えてくだせぇ」

「なんだとっ、親父め。俺ぁ、遊郭の雰囲気が好きなんだよ。遊郭が来てくれれば、遊郭通いはやめるよ」

そう言って嘆きました。唖然とする番頭。

(こうなったら仕方がない)

番頭は二階を遊郭そっくりに改造して、「ミニ吉原」を作ったのです!

「どうです、若旦那」

番頭はしたり顔で若旦那を招待しました。勿論若旦那は大喜び。

しかし、幾ら雰囲気が似ていても、誰もいないと侘しいので、若旦那は一人芝居を始めます。

花魁と客。一人三役をこなし、熱も入る。そして、花魁と客は大喧嘩❗️

「吉原で死ぬなら本望、殺せ!」

迫真の演技!

余りに二階がうるさいので変に思った親父が丁稚(奉公する少年)に様子を見にいかせることに。

そこにいたのは頬被りした若旦那の姿。

丁稚はドン引き。

「旦那…何してるんです?」

「ああ、丁稚か。俺に会ったことは親父には内緒にしろよ」

感想

最後の最後まで演技を続ける若旦那!

時代が時代なら名優になり得たでしょう。だが、哀しい哉、生まれる時代を間違えた❗️

y

最新情報をチェックしよう!