【落語】_賽は投げられた、狸だけどね_「狸賽」

落語の演題「狸賽」のご紹介!

あらすじ

博打が好きでも金がないのが博打打ち。

ある日、この博打打ちが小狸が子供に虐められているのを見て、助けてやりました。

その晩に小狸が恩返しにやってきました。

「恩返しに来ました。アタシは化けるのが得意だ。下の世話でもしようか」

「ンいやァ、間に合っている。 どうだい賽子に化けてはくれないか」

男は賽子に化けた狸を使って大儲けしようと考えました。

「いいか1の裏は6、2の裏は5」と、一通り教えました。

言われた通りに狸は賽子に化けたので賭博場に行って、狸賽で大儲け!

(イカサマか…?)目の数を言えば、それが出るので、これを見て「目の数を言うな」と店の者が注意をしました。

賭博打ちは仕方がなく、狸に「掛け言葉」で合図した。

「梅だ(五)、天神様、天神様だぞ」

_賽は投げられた_

現れたのは笏を持った菅原道真でした。

感想

え?!

この噺、少し分かりにくいですが、「梅の花は五枚、天神様は“菅原道真”の事。この天神様を祀った神社に多いのが梅の花」という合図なのですが、狸はそれが理解できず、「そのまま」化けてしまったのです🤣

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