
今回は血の伯爵夫人
「エリザベート・バートリ」について綴っていきます。
バートリ家の闇
エリザベート・バートリ(1560_1614)は16世期〜17世期のハンガリー(トランシルヴァニア公国)の中でも最も有力な貴族「バートリ家」の生まれでした。
…しかし「バートリ家」は近親相姦を繰り返してきた結果、悪魔崇拝者やヤリチン色情症を持つ兄弟など、トンでもない人物ばかりだったのです。
そのバートリ家の中でもとりわけヤバかったのが「エリザベート」
エリザベートの性格
彼女自身小さい時から我儘でカッとなりやすい性格だったという。
そんな彼女も無事(?)大きくなった。15歳の時に5歳年上のナーダシュディ・フェレンツ2世(こちらも名門)と結婚。
夫婦仲は良く、仲睦まじい光景を召使いに見せた事もあったでしょう。
しかし夫は軍人。オスマン帝国との戦争の為家を留守にする事が多かった。
「はぁ…退屈…」
エリザベートは退屈を紛らわすためにいつもやっていたこと其れは…
「私ってなんて美しいのかしら…♡」
毎日鏡で自分の顔を見てウットリする事でした(何というナルシスト…)
(愛人も沢山いたらしい)
美を追い求めた狂人
贅を尽くし、自分の美貌を保とうとしましたが、矢張り歳には勝てず、少しつづ老いていく肉体…😓
「いやああああああ😱」
召使いにも”よりキツく“当たってしまいました。そして夫も死んでしまい…さらにエスカレート‼️
ある時、召使いがエリザベートの髪をとかしている時につい髪を引っ張ってしまう。
「何してんのよおおおおおおおっ‼️」プチーーーンーーッ‼︎
召使を激しく殴った! ドバッ! 召使いの鮮血がエリザベートにかかりました。
「まぁ、汚らしい」血を拭き取りました。すると…
なんと血を拭いた後の肌がピチピチになっていたのです‼️
「こ、これは…?!」エリザベートは目を輝かせました。
「血を浴びると若返るのね!」
血の伯爵夫人
それを見るや、すぐさま領内から若い娘を集めては…
「生き血を絞りとった」
ある時は少女の指を切断して悦び、ある時には皮膚を切り裂き嗤った。
針がついているカゴを吊るし、中に少女を入れて処女の生き血風呂を浴びたり…
「鉄の処女(アイアンメイデン)を作ったとも…」
エリザベートの最後
しかし、こんな行為が赦される訳ありません。
有ろう事か、エリザベートは貴族の娘にまで手を出したのです。
役人達に城の中を捜査されます。
城の中にあったのは無残な骸の山でした。
エリザベートは逮捕され、裁判を受ける。
本来であれば直ぐ死刑なのですが、貴族という事で死刑を免れます。
しかし、勿論無罪ではなく「漆黒の部屋に生涯幽閉される」という罪が課されます。
最後は自分の顔を見ることも出来ず…
三年半後に発狂して、死亡。
見るも無残な姿であった…
実際どうなの?
恐ろしき殺人鬼「エリザベート・バートリ 」
吸血鬼カーミラのモデルにもなったとも言われています。
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っと、ここまで書いてきましたが、
「後世の脚色」も多く
「権力闘争による誇張」も含んでいる可能性もあります。
(しかし”全くの無罪“である可能性は低いでしょう…)
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