
今回は「秋田八幡平クマ牧場事件」について綴っていきます。
人と熊が犠牲になった悲しき獣害事件…
事件の概要
2012年4月20日午前8時ごろ、秋田県鹿角市にある「秋田八幡平クマ牧場」でヒグマ6頭が脱走した。(この時営業はしていなかった)
被害者
「熊が逃げ出した!」
餌場の近くで作業をしていた女性従業員(75歳)の悲鳴に気付き、男性作業員(69歳)が駆け付けると…
女性作業員は熊に襲われていた。
この時奥通路で作業していたもう一人の女性作業員(69歳)は何の応答もなかった…。
男性作業員は慌てて熊牧場の経営者に事態を伝え、秋田県警に110番通報をした。地元の猟友会にも事態を伝えた。
警察到着
午前過ぎに警察が到着。猟友会に熊の射殺を許可した。
____既に二人の女性は事切れていた。
「餌を奪い合うように引っ張っていた」
その光景の凄惨さは筆舌には尽くしがたい…😱
射殺
猟友会は熊を射殺。合図と共に一斉射撃であった。
最後の二匹は餌場に隠れた…
____
午前4時ごろ
6匹全てのヒグマが射殺された。
その後
元々このクマ牧場は経営不振であり、秋には閉鎖される予定であったが、この事件の影響を受けて6月に閉鎖した。
クマ牧場にいた熊たちは北秋田市にある「阿仁熊牧場」に移送された。
(ツキノワグマは茨城、高知にある施設に移送する案もあった)
なぜこうなった?
そもそも何故こうなったのか?
それは経営者による、「ずさんな管理」
クマに餌もろくに与えず、従業員にも低賃金で働かせていた。
経営者は閉鎖するにあたり、クマに共食いをさせて自然淘汰を狙っていたという話もある。
被害者二人とクマが犠牲になってしまった悲しい事件です…。
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