【グリム童話】言うは易し!「狼と人間」

グリム童話「狼と人間」のご紹介!

あらすじ

昔、一匹のキツネがオオカミに「人間の強さ」を語っていました。
「どんな猛獣も人間には敵わない。動物達は知恵を合わせて人間から身を守るしかない」と、震えながら言っています。

狼は「俺は人間を見たことがないが、会えば襲ってやるよ」と豪語しました。キツネは人間の通る道を案内しました。

すると、一人の老兵が歩いてきました。

「あれは人間か?」狼が聞くと、キツネは「人間だったもの」と答えました。次にやってきたのは小さな男の子。「あれは人間か?」 キツネは悔い気味に「今から人間になる」と答えました。

最後にやってきたのは猟銃を背負った猟師。キツネが「あれが人間だ」というと狼は一目散に猟師に飛びかかりました。

猟師は冷静に狼の顔を2発撃ちました。狼は血をポタポタと垂らして、痛みに堪えながらも猟師に突撃しました。すると、猟師は持っていた刀で狼の顔を何度も切りました。
狼は悲鳴を上げてキツネのところに逃げて行きました。

キツネはオオカミに向かって言いました。

「見たことかっ、ほらを吹くからこうなる」

感想

人じゃなくて道具が強いだけでは…

人の強さを知らなかった狼は無知故に大怪我をしてしまったのでしょう…。

しかしながら、この猟師の腕前は中々のものです…。

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