
まんが日本昔ばなし「火男」のご紹介!
あらすじ
むかしむかし、おじいさんとおばあさんがいました。
お爺さんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に_____
とはいきませんでした。
というのもお婆さんは欲深で怠け者でした。
お爺さんは必死に山で芝を刈っていると、
「芝よこせー
芝よこせー
芝よこせー
芝よこせー
芝よこせー」と、洞穴から変な声が聞こえてきました。スッーと芝が吸い取られてしまいました。
「もっとよこせー」の声に、人の良いお爺さんは言われるままに芝をどんどんあげました。
そうすると、お爺さんまでスッーと洞穴に吸い込まれて行きました。
洞穴の中は真っ赤な火の海。
お爺さんは奥の方にズンズン進むと、火の神様がいました。火の神様は「芝のお礼に」と、袋をくれました。
この袋に入っていたのが「おかしな顔の子供」
お婆さんは「みっともない子」と蔑みましたが、人のいいお爺さんは「火の神様の授かり物」だと思い、この子供に「火男」と名付けて大変可愛がりました。
この火男は日がな一日ヘソばかり弄るので腫れてパンパンになってしまいました。お爺さんが可哀想に思ってキセルで叩いてみると、小判がポンと出てきました。こうして、家は金持ちになりました。
これを目敏く見ていたのがお婆さん。お爺さんが留守の間に巨大なキセルを持ってヘソを叩こうとしました。
火男はかまどに逃げて、火の神様の所に帰って行きました。
それを知って悲しんだお爺さんは火男のお面を彫ってかまどの前に飾りました。
今でも、この地方では火男の面をかけるしきたりは残り、「火男」は「ひょっとこ」に言い変わってお祭りに使うお面になりました。
感想
「ひょっとこ」の由来とされる話の一つです。
「強欲なお婆さんと人が良すぎるお爺さん」
全ての元凶であるお婆さんはなんの報いも受けないのはちょっと気がかり😅
悲しいお話です。