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仏教

【まんが日本昔ばなし】「三枚のお札」

まんが日本昔ばなし「三枚のお札」のご紹介! あらすじ とある山寺に小僧と和尚さんがいました。こ和尚さんは小僧に「山へ栗拾いに行って欲しい」と、頼みました。しかし、小僧は「山姥」が現れると言って首を横に振りました。和尚さんは三枚のお札を小僧に持たせて、「このお札が守ってくれる」と言ったので小僧は渋々栗拾いに行きました。 小僧が栗を拾っていると日が暮れました。 「こんな夜中に小僧さん、どうなさった」一 […]

【日本霊異記】天女の像に恋した男【上級者】

日本霊異記中巻第十三「天女の像に恋😍した男」を綴っていきます。 愛欲を生じて 吉祥天女の像に恋い 和泉の山寺に、それはそれは美しい吉祥天女がありました。この山寺に信濃国からやって来て、住み着いた修行者が一人。 先ず、吉祥天女の像を見るや否や一目惚れ。「いい女😍」欲まみれでした。 この天女の事を思うと、夜も眠れません。修行をしては、「天女様をください」と願う始末。求める者は与えられる。願いは叶った。 […]

【まんが日本昔ばなし】「大仏の食いにげ」

まんが日本昔ばなし「大仏の食いにげ」のご紹介! タイトルからしてやばい() あらすじ 奈良の大仏と京都の大仏がお伊勢参りに行った時のことです。 その道中腹が減り、近くにあった蕎麦屋に寄って_____  「食い逃げ」をしました。 「こりゃああああ待ていいい!」 店主が必死に追いかけて、大仏を捕まえました。 棒で奈良の大仏の頭を叩くと、「くわんくわん」と鐘の音が聞こえて、「食わん(くわん)とは何事だ! […]

【日本霊異記】法華経を唱える髑髏のお話

ホラーなお話!日本霊異記下巻第一話、「法華経を唱える髑髏」のご紹介。 髑髏のお経☠️ 昔、称徳天皇の時代。紀伊の国(和歌山)で教えを説いていた、徳の高い僧「永興禅師」の元に一人の僧がやってきました。いつも「法華経」を唱える信心深い僧でした。二人は互いを認め合い、修行に励んでいました。 「禅師よ、此処に来てもう一年も経つ。名残惜しいが、去らせて貰う。世話になったな。 「して、どこにいくのじゃ」 「伊 […]

【知らないほうがいいかも雑学】墓石に水をかける理由

御先祖様が眠るお墓。 「桶に入った水を柄杓ですくって、墓石にかける」 何の毛無くやっているお墓参りの“行為”ですが、その意味をご存知ですか…? 施し 一般的には「掃除」などと、捉えられる行為ですが、仏教の考えでは、「墓石に水をかける行為は“餓鬼道”に落ちた者への施し」とされています。 つまり、「餓鬼道に落ちた御先祖様に水をあげている」という事なのです💦 餓鬼道は”六道“の一つで、「飢え […]

【今昔物語集】お経を聞いた鼠!「天竺僧房天井鼠聞経得益語」

今昔物語集から、「お経を聞いた鼠」のご紹介! 今昔物語集四巻十九話「天竺僧房天井鼠聞経得益語」 経を聞く鼠 今は昔、天竺(インド)で仏陀が涅槃に入って間もない頃でした。この地で法華経を唱え続けているお坊さんがいました。さて、月日も過ぎ去り、数多の年を重ねると、お経を聞きに鼠がどんどん集まってきました。その数500匹ほど。 僧も鼠に法華経を聞かせて、可愛がっていましたが、ある日突然やってきた60匹の […]

【今昔物語集】_戦わずして勝つ_「帝釈与修羅合戦語」

今昔物語集1巻30話 「帝釈与修羅合戦語」のご紹介! アリの命と仏の命 今は昔、帝釈天と帝釈天の妻の父である羅睺阿修羅王が「娘を取り返すため」に戦争をしていました。壮大な親子喧嘩です😅 戦いは帝釈天が優位でしたが、ある時に帝釈天は手痛い敗北を受けて、逃げ、阿修羅王は追いかけてきました。 帝釈天が逃げていると、道に蟻が行列を為しているではありませんか!帝釈天は悩み、ピタッと足を止めました。 (今、私 […]

【まんが日本昔ばなし】「鵜飼いものがたり」

まんが日本昔ばなし「鵜飼いものがたり」のご紹介! あらすじ 昔、山梨の石和の里に安房国からお坊さんがやってきました。雨が降ったので、宿を借りようとしたら里の者達はどこも戸を閉めて、泊まらせてはくれませんでした。 お坊さんは不思議に思い、通りすがりの人にワケを尋ねると「鵜飼の格好をした幽霊が現れて、一軒ずつ回っている」とのことです。 その人は「お堂には泊まるな、絶対に泊まるなよ!幽霊が出るぞ」と、泊 […]

【まんが日本昔ばなし】そうめん地蔵

まんが日本昔ばなし「そうめん地蔵」のご紹介! あらすじ 昔、今から400年前のことです。栃木の氏家と言う所に小さな地蔵寺がありました。この寺に人の良いお坊さんが一人で住んでいました。「あーむ、なーむ」南無阿弥陀仏なのか、南無妙法蓮華経なのかは不明ですが、お経はかなり適当です😅 立派なお地蔵様と、人の良いお坊さん。ベストマッチです。 ある日、氏家の領内の信心深い殿様が地蔵寺のお坊さんを呼んで、自分の […]

【仏教説話】人間として生まれただけで有り難い「盲亀浮木」

仏教の説話「盲亀浮木」のご紹介! リンク 人間に生まれる確率 お釈迦さまは弟子の「阿難」に尋ねました。 「其方は人間に生まれたことをどう思っている」 「大変喜んでおります」 「どのくらいだ?」阿難は程度を答える事が出来ません。すると、お釈迦さまはあるたとえ話をしました。 「百年に一度顔を出す盲目の亀がいた。大海原には穴の開いた丸太が一本浮いている。この丸太は風に吹かれるまま、南へ北へ、漂っている。 […]