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故事成語

【故事成語】「呉越同舟」

故事成語「呉越同舟」の成り立ちと意味のご紹介! リンク 出典 孫子第十一篇「九地」 危機に瀕せば結託 昔、春秋時代に『越』と『呉』という仲の悪い国がありました。 勿論国民同士も常に啀み合っていました。 そんな越人と呉人がひょんなことから同じ船に居合わせる事になり、今にも一触即発な物々しい雰囲気が漂っていました。 それから突風が吹き、船が転覆しそうになりました。 (溺れる!溺れる!) 船員はパニック […]

【雑学】「虎の尾を踏む」…でも大丈夫。【故事成語】

「虎の尾を踏む」 易経 履卦 「非常に危険な事を冒す」と言う意味の故事成語です! 虎の尻尾を踏む❗️考えただけでも恐ろしい😅 だけど、これ_______________ 踏んでも大丈夫 何故?! A.虎の尻尾には神経はないから。 もし、虎の尻尾を踏んでも虎は痛がりませんし、反応もしません。 だけど、尻尾を踏める距離まで近付き踏んだとしたら、間違いなく振り返った虎の一撃でお陀仏でしょう🙏 (もし懐い […]

【荘子】_真の儒者は一人しかいなかった_「魯の哀公との対話」

荘子の面白い話!「魯の哀公との対話」のご紹介! 荘子:田子方篇第五章 出典 真の儒者は一人しかいない 荘子は魯の哀公に謁見しました。魯の哀公は言いました。「我が国を見てみなさい。年長者を敬い、親孝行をして、主君に忠義を尽くす。我が国の儒者はまるで“孔子”のようだ。それに比べて荘センセイの教えを学んだ者は少ないように思える」 荘子はそれを聞いて、苦笑いをして言いました、 「哀公よ、魯の国に儒者などい […]

【故事成語】窮鼠猫を噛む

故事寓話 「窮鼠猫を噛む」 油断をしていると痛い目に合うかもよ…?! 成り立ち 中国の前漢時代に塩や鉄の専売について書かれた書物「塩鉄論」が由来。 死不再生、窮鼠噛狸、匹夫奔万乗、舍人折弓、陳勝呉広是也。 訳 「窮地陥ればネズミといえども狸に噛みつくでしょう。それとて、庶民も同じでしょう。嘗て陳勝・呉広が始皇帝に歯向かった様に」 原文では「狸」ですが、それが時を経て、ネズミと結び付きが […]

【故事成語】自暴自棄【孟子が教える自己啓発】

「やけになって、自分自身をダメにする事」 悪い意味で使われる四字熟語「自暴自棄」 今回は成り立ちを綴っていきます‼︎ リンク 出典 出典は孟子_離婁上より 孟子は戦国時代の思想家。儒学において孔子に次ぐ重要人物。 以下、自暴自棄の由来となった原文 孟子曰、自暴者、不可与有言也、自棄者、不可与有為也、言非礼義、謂之自暴也、吾身不能居仁由義、謂之自棄也、仁人之安宅也、義人之正路也、曠安宅而弗居、舎正路 […]

【故事成語】_“漱石”の由来_石に枕し流れに漱ぐ

故事成語「石に枕し流れに漱ぐ」のご紹介‼︎ 出典 『晋書』孫楚伝 石の流れに口を漱ぎ〜、 三国時代末期、孫楚という人物の若い頃の話。 「俺ぁ、老子、荘子の様な生き方がしたい。 石に口を漱ぎ、流れに枕する」と、友人に言いました。 すると、友人は「どうすれば石で口を漱ぎ、流れを枕に出来るんだ^^」と笑いました。これは言い間違えだったのです。 孫楚はムッとして答えました。「許由を知っているだろう?許由は […]

【古典】枕草子と孟嘗君【夜をこめて】

今回は「枕草子」「百人一首」に出てくる「夜をこめて〜」の一節をご紹介。 夜をこめて 夜をこめて鶏の空音ははかるともよに逢坂の関はゆるさじ 「鶏の声真似で函谷関を開けた孟嘗君の食客と違って、逢坂の関は開きませんよ。 優れた関守がいますから」 「史記」からの引用。わざわざ故事を出して見事に返す、清少納言の深い教養が伺えます。 リンク リンク リンク

【故事】部下の失態は免じてやれ!「絶纓の会」【楚荘王】

これぞ君主の器!! 故事「絶纓の会」のご紹介! 出典 前漢時代に書かれた説話集「説苑」 許す強さ 楚の荘王が臣下を集めて、武功を労う宴を開いていた時のこと、突然灯りが消えて真っ暗になった。 その時、荘王の寵姫が誰かに着物を引っ張られた。寵姫は直ぐに荘王に報告した。 「誰かが、私の着物を引っ張りました。きっと如何わしい事をしようとしたに違いありません。私はその者の冠の紐を切って、持っています」 そう […]

【故事成語】「漁夫の利」

故事成語「漁夫の利」のご紹介!! 出典 趙且伐燕蘇代爲燕謂惠王曰、「今者臣來過易水。蚌正出曝。而鷸啄其肉。蚌合箝其喙。鷸曰、『今日不雨、明日不雨、即有死蚌。』蚌亦謂鷸曰、『今日不出、明日不出、即有死鷸。』両者不肯相舎。漁者得而并擒之。 今趙且伐燕。燕趙久相支、以敝大衆。臣恐強秦之爲漁父也。願王熟計之也」。 惠王曰、「善」。乃止。 戦国策 燕策 誰が得をするか、 群雄が割拠してい […]

【故事成語】美人の真似をしても…(^◇^;)「西施の顰みに倣う」【荘子】

自由奔放な荘子(天運)の寓話の一つ「西施の顰みに倣う」のご紹介! 絶世の美女の顰み面 古代中国に「西施」という人物がいました。西施は越王勾践が惚れ込み、王昭君・貂蝉・楊貴妃と並ぶ「中国四大美人」の一人に選ばれるほどの美女。 西施が病で故郷に帰ったときのことです。胸を押さえて、眉を顰めて歩いていました。 流石は絶世の美女。顔を顰めても、なんとも言えぬ風情があり、「寧ろ、こっちの顔の方が好み😍」と言わ […]