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文学

【今昔物語集】これぞ武士道!「源宛平良文合戦語」

今昔物語集25巻第三話「源宛平良文合戦語」のご紹介! これぞ武士道 今は昔、東の国に「源宛」と「平良文」という二人に優れた武士がいました。 この二人はお互いが武功を争うあまり、次第に仲が険悪に。 良文に従う郎等が「宛はあなた(良文)を馬鹿にしていますよ!」と、けしかけたせいで、良文は激怒。口喧嘩の末に二人は戦いにまで発展。 双方、軍を引き連れて、向かい合いました。 宛と良文は「兵を死なす必要はある […]

【グリム童話】_情けは人の為ならず、お前は人か?_「白蛇」

グリム童話「白蛇」のご紹介! あらすじ 昔、とある国に知恵のある王様がいました。その王様に知らないことはなく、まるでソロモン王の様な賢王でした。 しかし、王様にはある不思議な習慣がありました。それが、「蓋をした謎の食べ物」を一人で食べている事でした。気になった家来が王様の目を盗んで自分の部屋に持っていき、中を見てみました。 そこにあったのは「白蛇」 いい匂いがするので、パクリと一口食べて見ました。 […]

【フランス民話】_だってあなたは_美女と野獣

最も有名な異類婚姻譚(人間以外と恋をする)、童話「美女と野獣」について綴っていきます! (最初に書かれたヴィルヌーヴ夫人版をベースに) あらすじ 商人には三人の息子と三人の娘がいました。元々はお金持ちでしたが、船が難破して、残ったのは家だけ。 息子と三女は一生懸命働きますが、二人の姉は怠けているばかりニート。グリム童話あるあるの意地悪な姉と勤勉な妹。 商人は三女の「ラ・ベル(美人という一般名詞)」 […]

【グリム童話】_認めよ、そなたは美しい_聖母マリアの子供

今回はグリム童話 「聖母マリアの子供」について綴っていきます。 聖母マリアの子供 貧しい木こりの家に生まれた3歳の娘は、ひもじい思いをしていました。「何と、可哀想に」 其れを見兼ねて現れたのはマリア様。(Let it beか) 「共に天の国に行きましょう」 こうして、娘は聖母マリア様に連れられて天国で暮らす事に。正に夢心地。 娘が14歳になったある日、マリア様は旅に出ることに。 「いいですか、この […]

【書評】太宰治/浦島太郎 太宰にとっての美しさ、希望とは【開けてはならぬパンドラの箱】

太宰治著/お伽草紙「浦島太郎」を紹介していきます! 太宰治が「浦島太郎」を書いたらこうなった! むかしむかし うらしまはー 浦島太郎と言えば「桃太郎」「金太郎」に並ぶ三大太郎。 原典は「丹後国風土記逸文」 ストーリー 「亀を助けた浦島太郎が竜宮城に連行され、乙姫さまに貰った玉手箱を開けて老ける」 かなり端折ったが、大体こんなストーリー。 その最後は中々衝撃的。 太宰治はどう解釈したのか… […]

【書評】百田尚樹/カエルの楽園2020【新型コロナと未来の日本の姿とは?】

今回は百田尚樹著作「カエルの楽園2020」についての紹介です。 現代宮話の傑作! 皮肉が効いた表現がとても面白いの! コロナ禍の現代に問う、三つの結末とは…?! (誰がモデルなのかは想像してみてね🤗) ナパージュの真実 物語は前作の続きから始まります。 「ウシガエルに支配されたナパージュ」 トボトボ…見たくはなかった😭「ナパージュの未来」を見てしまった…。もう考 […]

【古典要約】一緒に読みましょう!徒然草【吉田兼好】

枕草子、方丈記と並ぶ日本三代随筆の一つ 鎌倉時代末期に吉田兼好が書いた「徒然草」 為になるお話が沢山あるんですよ! 今回はその一部を紹介します! リンク つれづれなるままに つれづれなるまゝに、日くらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。 序段 訳 「為すこともない一日。今日は日頃から心に思った事を書いてみた。 書いていく内に自分が正気か […]

【書評】サン=テグジュペリ/「星の王子さま」の教え【大切なものは目に見えない】

あなたは、どんな大人になりましたか? あなたの、子供の頃の夢はなんですか? そして、 あなたは、どんな大人になりかったですか? 子供の時に、絵本で読んだ人も多いでしょう! 「星の王子様」 大人になってから読んでみてください。とっーーーても深いんですよ。 変テコな大人たち 王子は星を巡り変テコな大人タチに出会います。 命令ばかりする王様 大物気取りの男 酒浸りの男 数字ばかり気にする実業家 言われた […]

【古典要約】_人はどこから来てどこへ消えていくのだろう_「方丈記」【書評】

「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。」 この世は不思議である。 今日死ぬ人間もいれば、明日産まれて来る人間がいる。 心に響く、古典、鴨長明著「方丈記」 主観も含めて、綴っていきたいと思います。 人は一体 つくづく、不思議だなあと思う。 何で人は生きてるのか、死んだらどうなるのか? 誰にも分からない。 世の中に […]

【書評】夏目漱石 吾輩は猫である【猫から見た人間社会の可笑しさ】

「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」 これ以上に有名な書き出しがあろうか?! 改めて日本語の表現って凄いなと思う。 これが英語だったら「I am a cat」で終わってしまう。 さて、本題に入ろう。 この小説、小説という体をとっていない。 話が一本道ではないのだ。小話を詰め込んだみたいな、小説。だが、面白い。どこから読んでも。 ペラっと頁を捲ったら、クスッと笑えるのも魅力の一つだと思う。 登場人物 […]