【故事成語】「呉越同舟」
故事成語「呉越同舟」の成り立ちと意味のご紹介! リンク 出典 孫子第十一篇「九地」 危機に瀕せば結託 昔、春秋時代に『越』と『呉』という仲の悪い国がありました。 勿論国民同士も常に啀み合っていました。 そんな越人と呉人がひょんなことから同じ船に居合わせる事になり、今にも一触即発な物々しい雰囲気が漂っていました。 それから突風が吹き、船が転覆しそうになりました。 (溺れる!溺れる!) 船員はパニック […]
故事成語「呉越同舟」の成り立ちと意味のご紹介! リンク 出典 孫子第十一篇「九地」 危機に瀕せば結託 昔、春秋時代に『越』と『呉』という仲の悪い国がありました。 勿論国民同士も常に啀み合っていました。 そんな越人と呉人がひょんなことから同じ船に居合わせる事になり、今にも一触即発な物々しい雰囲気が漂っていました。 それから突風が吹き、船が転覆しそうになりました。 (溺れる!溺れる!) 船員はパニック […]
荘子の面白い話!「魯の哀公との対話」のご紹介! 荘子:田子方篇第五章 出典 真の儒者は一人しかいない 荘子は魯の哀公に謁見しました。魯の哀公は言いました。「我が国を見てみなさい。年長者を敬い、親孝行をして、主君に忠義を尽くす。我が国の儒者はまるで“孔子”のようだ。それに比べて荘センセイの教えを学んだ者は少ないように思える」 荘子はそれを聞いて、苦笑いをして言いました、 「哀公よ、魯の国に儒者などい […]
今回は「浦島太郎は徐福説」について綴っていきます! 始皇帝の夢と徐福 中華を初めて統一した「秦の始皇帝」 中華の全てを手に入れた男が唯一恐れた物。其れが_____ 「死」 始皇帝は「死」を恐れて「不老不死」になろうとした。 徐福は始皇帝に「東方の三神山(蓬莱山とも呼ばれる)に不老不死の霊薬がある」と言った。始皇帝は喜び、三千人の従者を付けて霊薬を取ってくる様に命じた。 リンク 浦島太郎と徐福 こう […]
故事成語「石に枕し流れに漱ぐ」のご紹介‼︎ 出典 『晋書』孫楚伝 石の流れに口を漱ぎ〜、 三国時代末期、孫楚という人物の若い頃の話。 「俺ぁ、老子、荘子の様な生き方がしたい。 石に口を漱ぎ、流れに枕する」と、友人に言いました。 すると、友人は「どうすれば石で口を漱ぎ、流れを枕に出来るんだ^^」と笑いました。これは言い間違えだったのです。 孫楚はムッとして答えました。「許由を知っているだろう?許由は […]
「多数の男性の中に女性が混じる事」 これを「紅一点」と言いますが、元々女性を指す言葉ではなかったです‼︎ 元ネタ 「紅一点」は北宋の詩人王安石が作った詩「詠柘榴詩」が由来なのです。詩の中で「万緑叢中紅一点」という言葉があり、「一面緑の草原の中に一輪だけ咲いている赤い柘榴」 これが転じて、現在の「紅一点」の意味になったのです。中々洒落ている話ですね🤔
故事成語「漁夫の利」のご紹介!! 出典 趙且伐燕蘇代爲燕謂惠王曰、「今者臣來過易水。蚌正出曝。而鷸啄其肉。蚌合箝其喙。鷸曰、『今日不雨、明日不雨、即有死蚌。』蚌亦謂鷸曰、『今日不出、明日不出、即有死鷸。』両者不肯相舎。漁者得而并擒之。 今趙且伐燕。燕趙久相支、以敝大衆。臣恐強秦之爲漁父也。願王熟計之也」。 惠王曰、「善」。乃止。 戦国策 燕策 誰が得をするか、 群雄が割拠してい […]
蛇の足がニョロニョロー、え、それは「蛇足」?! 今回は「蛇足」についてのご紹介! 出典 戦国策「斉策」 それは「蛇足」ですな 縦横家である「陳軫」が斉の王様から「魏に勝って、斉に攻めようとしている昭陽将軍を止めてくれ( ; ; )」と頼まれます。 陳軫はすぐに出向いて、昭陽将軍と会談しました。 「昭陽将軍、貴方は既に魏軍を打ち破り、位人臣を極めた。たとえ斉を攻めても最早功はない。だが、失敗をしたら […]
今回は故事成語「杞憂」の成り立ちと意味のご紹介。 出典 『列子』天瑞第一、第十四章 杞國有人憂天地崩墜身亡所寄廢寢食者又有憂彼之所憂者因往曉之曰天積氣耳亡處亡氣若屈伸呼吸終日在天中行止奈何憂崩墜乎其人曰天果積氣日月星宿不當墜邪曉之者曰日月星宿亦積氣中之有光耀者只使墜亦不能有所中傷其人曰奈地壞何曉者曰地積塊耳充塞四虚亡處亡塊若躇歩蹈終日在地上行止奈何憂其壞其人舍然大喜曉之者亦舍然大喜長廬子聞而笑之曰 […]
普段何気なく使っている言葉「完璧」 この言葉の語源を知っていますか? 今回は“完璧”という言葉の由来を紹介します! 完璧にね! 和氏の璧 場所は中国、時は戦国時代 趙は和氏の璧という宝物を保有していた。「天下に二つとない名品」であった。 お隣の強国「秦」の王は和氏の璧を欲しがった。 「和氏の璧を譲ってくれたら、城を15あげる」 というもの。 条件としては悪くはない。寧ろ好条件とも言える。 ただ、懸 […]
絶体絶命! くそッ! 「背水の陣だ‼︎」 今回は故事成語「背水の陣」 成り立ちを紹介します! 趙の平定 むかし、むかしのお話。 中国で秦の始皇帝が亡くなった後に項羽と劉邦という二人の英傑が中華の覇権を争っていました。 劉邦は部下の韓信に命じます。 「敵である趙国を制圧せよ」 しかし、趙軍は20万に対して、韓信が率いる戦力は3万ほど。 そんな圧倒的不利な状況の中、後の世に漢の三傑と称される名将「韓 […]