【書評】フィリップ・K・ディック アンドロイドは電気羊の夢を見るか?【心とは何か】

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

うん______________タイトルがカッコいいよね。

…本題に入ろう、この小説、とても面白い。

人とは何か、アンドロイドに心はあるのか。

考えさせられる小説です。

“本物”とは何か

舞台は、第三次世界大戦後の未来。

主人公「リック・デッカード」はアンドロイドの「処理」を生業とする、バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)

今日も仕事へと向かう、昔飼っていた羊を思い出した、とてもかわいいやつだった。

今飼っている羊は、いわば、紛い物だ。

機械音と決められた“設定”で動く…ただの…。

リックは次は、本物の羊を飼おうと思った。

感情とは

今日の相手は火星から逃げた6人のアンドロイド。賞金は弾む。

アンドロイドの見分け方は、感情テストだ。無論、振り子は動かない筈である。

リックは逃げたアンドロイドの情報を得る為に開発所に向かった。

会ったのは、美しい、女であった。

全く人と見分けがつかない、まるで、感情があるような、そんなアンドロイドであった。

ある、アンドロイドは人の心を打つ歌を歌った。

ある、男は感情がなく、“機械”のような男だった。

リックは心の中で、人とアンドロイドの違いとは、疑問を抱き出していた。

心とは

リックは銃を撃った。

アンドロイドは、機械音と…嗚咽を漏らして、アンドロイドは鉄屑に成り果てた。

今まで歌っていた声ももう聞こえなくなった。

…自分のことを人間だと思っていた。

リックは残りのアンドロイド三体を駆除しに向かった。何処か、心の違和感と戦いながら。

イシドアという男がいた。

アンドロイドより知能が劣る男であるらしい…

酷い言われようだ!

彼は逃れてきた残りのアンドロイド達を保護しようとした。

リックは居場所を突き止め、突入して、撃った。

最後の一人はただ、恋人が死んだことに悲痛な叫び声をあげることしかできなかった。

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人間とアンドロイドは分かり合うことが出来るのか?

アンドロイドに心はあるのか?

深いテーマです。

主人公リックのその後、思った事とは…

それは是非自分の目で確かめてください!

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