【書評】司馬遼太郎/燃えよ剣【変わらなかった男】

日本を代表する作家、「司馬遼太郎」

はい自分も大好きです❗️

そんな司馬作品の中でも特に人気なのが、土方歳三が主人公、「燃えよ剣

歳三の生涯も併せて軽く綴ります。

鬼の副長

歳三は江戸幕府を支える、新撰組を近藤勇らと立ち上げ、まとめ上げます。

喧嘩好き、そして剛直な男、土方歳三。

局長の近藤は豪胆な性格で器がデカいが緻密な計算や裏方の仕事は苦手だった。その、裏方の仕事を歳三は補いました。

鬼の副長と呼ばれるほどに👹

歳、あんたは学者だ…

そこへ、急報が入ります。

江戸幕府15代将軍「徳川慶喜」が大政奉還した_____と

政権を朝廷に返還して、江戸幕府は消滅しました。

幕府に力は無く、新たな時代の転機であった。

意気消沈する、新撰組の隊士達。

近藤までもが、困惑して、どうすればよいのだと頭を抱える始末。

歳三は云った。

「近藤さん、歴史ってのは移り変わっていく者さ、だけど、変わらないものは、節義さ。近藤さん、新撰組は、節義の集団だろう。

例え全ての旗本、大名が幕府の敵になったとしても、新撰組は絶対に裏切らねえ、最後の一人になるまで

意外だった、歳から、そんな言葉が出るとは。

最後まで幕府に対して忠義を貫く。

近藤はある男を思い出した。忠臣「楠木正成」だ

「歳、大楠公もそうだった。あんたは中々の“学者”だ」

土方はクスッと笑った。

変わらなかった男

「江戸幕府」は既に時代を遅れた、遺物でした。

「錦の御旗に歯向かう逆賊」、「乗り遅れた者たち」と揶揄された。

一人、また一人と幕府を離れ、官軍に付き従う者たち。

新たな時代の幕開け。“変わっていく者たち”

だが、歳三は決して変わりませんでした。

次々に倒れていく、新撰組の仲間達。

転戦を繰り返し、旧幕府軍は北の果て、函館まで追い詰められました。

そして_______________

歳三はいざ、最後の大戦へと…

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最後まで忠義を尽くした男

土方歳三

司馬遼太郎「燃えよ剣」

とても面白いので是非一読してみてください❗️

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