【キングダム】名将揃い、戦国七雄「趙」【歴史考察】

キングダムで最も因縁深い国、それは「趙」でしょう!

趙の歴史とこれからどうなるのかを史実を踏まえて考察してみました。(ネタバレあり)

中央上が趙

成り立ちと騎馬戦法

元々は韓、魏(三晋)と共に晋という国の一部でしたが、独立

現在の「趙国」になる。

  • 国土と軍事

趙は北方に通じ、騎馬民族匈奴の戦いに備え、武霊王の時代に騎馬兵を精強に鍛え上げ。軍事大国にした。

名将揃いの時代

  • 三大天の時代

武霊王の死後、趙に出てきた名将

代表的なのが、ご存知三大天!

廉頗藺相如趙奢であった。

百戦錬磨の名将:廉頗

THE・完璧:藺相如 

閼与を救った男:趙奢

この三人が健在の間は大国「秦」も手を出す事が出来なかった。

  • 東の二人の名将

この時代の東の名将といえば、“楽毅” “田単”であった。

その二人が趙に移った事があるのだ。

つまり、趙は一時的だが、

廉頗・藺相如・趙奢・楽毅・田単」という

この上ない春秋戦国名将オールスターを集めた事もあったのだ!!

人材って意味では凄すぎる!

長平の戦い

  • 長平の悲劇

だが、時代とは残酷だ、趙奢は既に亡く、藺相如は病に倒れ、廉頗は老いた。

秦は此処ぞとばかりに、趙の領土を攻めた。

これに対し、趙は廉頗を大将にして、防衛に当たらせた。

老いたりとはいえ流石は廉頗、その防備は硬く、秦軍は兵糧不足に陥ったのである。

秦はある謀を繰り出す、それは“讒言”であった。

「廉頗はジジイ!ちっとも怖くねえ!秦は若く、才がある趙奢の息子、趙括を恐れている」

それを聞いた、趙王は捨てるが如く、廉頗を解任。ただの一度も戦場に立ったことのない男を総大将にしたのである。

趙奢の息子、趙括は兵法に詳しく、其れは父すら言い負かす程であったという。だが、それは所詮机上の空論に過ぎなかった…。

秦の総大将は「白起」

秦が誇る屈指の名将であった、いわば“格”が違い過ぎたのである。

40万の趙の精兵達は尽く散っていったしまった…

救国の英雄 李牧

  • 守戦の名将 李牧

精兵を失い、国力を著しく低下した趙国。

だが、趙という国は不思議だなあと思う。

また、国を救う名将が生まれたのである

それがキングダムでもお馴染み、「李牧」である。

作中では、六将王騎を討ったり、合従軍を指揮したり早めの登場ですが、史実では陥落後に秦と戦う。

北方の匈奴を討ち破り、既に、“将”としての功績は確かな男だった。

そんな、“李牧”という名将は秦を大いに苦しめる。

まず、扈輒を討った桓騎を討ち破る。

そして、秦の侵攻を再び食い止め、秦は10万以上の損害を出し、大敗した。

李牧は秦から領土の一部を奪還。

戦国時代末期、一度でも秦を退けた人物は趙の李牧と楚の項燕だけであった。

王翦、楊端和、羌カイなどが再び趙を攻めるも、李牧と司馬尚(この人もかなり有能)の守りは堅固で、崩すことが出来ない。

最早、謀略によってでしか、李牧に勝つことはできなかった。

秦は奸臣の郭開に賄賂を送り、ある讒言を垂れ流す。

「李牧は謀反を企てている」…と

有ろう事か、趙の王は…信じてしまった

幽繆王は李牧を処刑させるのである。

戦場で死ぬこともなく、志も果てせず…

最後

趙は李牧死後、僅か3ヶ月で滅びる…。

李牧は悲劇の名将として、名を残す事になる。

春秋戦国屈指の名将、“李牧”もし生きていれば、と思うけど、それでも趙の滅亡は免れなかったと思う。

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