【書評】ただ生きるのではない「善く」生きるのだ 「ソクラテスの弁明」

真理とは?どう生きるべきか

そんな時ヒントを教えてくれる本が

ソクラテス の弁明」です。

最古のレスバトラーソクラテスの思想を簡単に綴っていきたいと思います

そもそもソクラテスって誰やねん

誰でも一度は聞いたことはあろう“哲学の父”

ソクラテス、だけどその生涯はあんまり知られてはないんでしょうか。

ソクラテスは(紀元前469年-紀元前399年)イエス、釈迦、孔子と並ぶ、四聖と言われます。

しかし、イエスや孔子と同じく、生前は不遇、そんな生涯でした。

後世、我々が読めるソクラテスの本は須く、弟子であるプラトンが記したもので、ソクラテス自身は全く著書などを残していません。

デルポイの信託

ソクラテス自身はとても敬虔な人物で尚且つ決して“驕らない”そんな性格でした。

そんなある日、ソクラテスは神託を受けます。

ソクラテス 、お前より賢い男はいない

ギョエエエエエエエエエエエエ!!!!

ソクラテス自身が一番驚いたことでしょう。

何故ならソクラテスは自身のことを決して“賢人”だと思っていなかったのです。

「いや、神様、貴方を否定するつもりはない、だけど、俺より賢いやついるでしょ!俺、そいつ見つけてくるよ

そうして、ソクラテスは賢人探しの旅を始めた。

  • 無知の知

世評高い、政治家や詩人を訪ねいかに賢いか、見極めるつもりだった。

国家とは、真理とは、賢人たちに問いただした…

だが…話していく内にだんだんと分かって行ったことがある。

「こいつら…何でも知ってると思い込んでるけど、知らない事おおくね」

そう思った。賢人と“言われ”ている人間ほど無知で尚且つ、その無知を知らない…罪深い。

そして思った

「ああ、神様が言いたかったことはこう言うことなのか、“無知を知っている自分”の方が賢いと…。」

そうしてソクラテスはそんな“賢人”達に言い放った

無知を自覚せよ

裁判

ソクラテスの思想は若者を中心に、同意する者も多く、無知を自覚し、勉学に励むものもいた。

だがそれと同時にソクラテスを嫌う者も多かった、恥をかかされた、そんな賢人()達であった。

そしてソクラテスを裁判にかけられる。

  • 弁明

初めから出来ていた、不当な、そんな裁判であった。

ソクラテスの罪は

ソクラテスは神を信じず、青年達を堕落させた」であった。

弟子達はただ、歯軋りしながら、傍聴していた😠

ソクラテスはそんな不当な裁判に対しても、決して自説を曲げず、まして、命乞いをするなんて真似は決してしなかった。

「たとえ、不当な裁判であろうとも、私は善く生きる」

「死を恐れるな、貴方はそれを知らないのだから。」

その姿は若きプラトン、そして多くの者の心を突き動かした。

そしてソクラテスは舞台を降りる時が来ました。

「去るべき時が来た、私は死ぬために、君たちは生きるために、さて、どっちが良い運命か、それは神のみが知る」

ただ生きるのではない

その後ソクラテスは死刑判決を受け、牢屋の中にいました。

そこへソクラテスの友(クリトン)が来ました。

「ソクラテス、君はここで死んではいけない。」

「何故だい、クリトン」

「それは決まっているだろ、君は悪くはない、あの裁判は不正だ」

「…それは確かにそうだね、だけど私が今ここで脱走することは国への裏切り、不正ではないかね?」

「そ、それはそうだが、余りに惨すぎる…」

「クリトン…私はね、たとえ、不正を受けたとしても私は不正はしない。ただ生きるのではない、善く生きるのだよ

「ソクラテス …😢」

「…ありがとう。クリトン、もう行ってくれ 

大丈夫、神様が私たちを導いてくれる」

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ソクラテスの最期


そしてソクラテスは弟子達と最後の会話をして、自ら毒薬を飲み生涯を終えました。

ソクラテスの思想は弟子達に受け継がれ、

後ソクラテスはこう言われるようになります。

哲学の父」と

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真理とはなにか、知識とは何か、

それを考える前に自分の無知を自覚する事が大事だと、ソクラテスは教えてくれました。

貴方もソクラテスと対話してみては如何でしょう!

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